Leeの特別支援教育

特別支援教育

掲示板で支援教育(障害児教育)についての悩みや喜びが語られました。皆さん
の率直な気持ちが述べられており、共感を覚える方もおられるかと、ここにページを
作りました。意見等がありましたら、掲示板に書き込んで下さい。
テーマ別に背景の色を変えました。下の方にいくほど古い書き込みになります。
書き込まれた方の名前はイニシャルにしましたが、文中に残っているものもあります。
不都合な場合はお知らせ下さい。
 
 
ADHD、LD、アスペルガー等の子どもの支援  投稿者:と  投稿日:2004/07/06(Tue)
はじめまして。保育士をしている「と」と言います。突然、本題に入ることをお許し下さい。先生に私の組の気になる子の話を聞いて欲しいんです。
私は3歳児の担任をしています。13人の子供たちと毎日、元気一杯遊んでいます。4月のスタート時は組の子達がとても幼くどうなることかと不安でいっぱいでしたが、この頃は成長が見られるようになり嬉しい限りです。ですが、子供たちの成長に伴い一人の男の子の存在が、目立つようになりました。
私の中では、ADHDやアスペルガー等の障害があるのでは・・?という感じがあるのですが、園長や主任に話しても「この子のお兄ちゃん達もそうだったから、大丈夫だよ。ちょっと幼いだけだよ」ととり合ってもらえないんです。
実際、会話がかみ合わなかったり、突発的な行動が目立ったり、注意してもなぜ注意されてるかが、理解できていなかったり・・。私自身もあまり知識がないので強くは言えないのですが、何を言っても園長たちには受け止めてもらえず、その子もどんどん悪い(よい表現ではないかもしれないですが・・)方に向いていってる気がして・・。
私自身が精神的に追い詰められて来ている状態です。何かある度に「また、この子か・・」と思う自分がすごく嫌に思えて仕方がないんです。
何だか、何が言いたいのかが明確でなくて、ごめんなさい。でも、先生になら少しだけでも解ってもらえるかなぁって・・。やっと、自分の話を聞いて貰えそうな場所に、たどり着いたという思いでいっぱいです。
Re: 初めまして! Lee  2004/07/07(Wed)

保育士をしておられるんですか。
男の子がADHDやアスペルガー等の障害があるのでは・・?と思っておられるのですね。

実は私もADHDやアスペルガーなどの障害をお持ちのかたって、会ったことはあるんでしょうが、それとは知りませんでした。
最近言われている言葉ですものね。
有名な人の中にも、それではないかと言われる方はいます。

さて、その男の子はもしかしたらADHDやアスペルガーなのかもしれません。
いずれそういうことが分かるかも知れません。

ただ現在の問題はそういう診断をするかどうかより、どう接していくかということにあるようです。
とくさん自身が精神的に追いつめられて・・・、というのであれば困ったことですね。

>何かある度に「また、この子か・・」と思う自分がすごく嫌に思えて仕方がないんです。<

正直な感想だと思います。
分からないことには、自分がいらいらしたり「なぜ?」と思ったりして、ついにはその子の存在自体にいらついたり・・・。
ましてそういう方は、知的障害があるわけだはなかったり、一見通常の子どもに思えるでしょうから、その分「???」という思いになることが多いでしょうね。

でも、せっかく「ADHDやアスペルガーではないのか?」と感じられたのだから、「その道のプロ」的になられてはいかがでしょうか?
本をしっかり読んだり、その子の行動をしっかり観察したり、うまくいった指導を記録したり、学ぶことはたくさんなると思います。

ADHDやアスペルガーの人にとっても、今これといった指導法はまだ確立してはいません。
そういう人に対しての指導の実践記録がたくさん積み重ねられることが必要なのだと思います。

一番苦しくてとまどっているのはその子自身であり、保護者なのではないでしょうか。

よければその子につけて見つけられた「こうしたらよかったよ」という事例を教えてくださいね。
ほんの1mmでも2mmでもその子達に役立つ方法を見つけ、前進することができればいいですよね。

ADHDやアスペルガーの人の支援についてはまだまだこれから深めていくもの。
どうぞそのお手伝いをなさって、私たちに教えてください。
ありがとうございます! と  2004/07/07(Wed)

先生からのお返事を読んで、涙がでました。今までずっと張り詰めていた糸がプツッと切れて、堰をきった様に泣いちゃいました。(いい年なんですけどね・・)
さて、先生のお返事にあったように色んなことを試してみて、手探りですが前進して行きたいと思います。
一番苦しくて〜の文を読んで、ハッとしました。彼自身、毎日「なんで僕だけが?」って思っているかも知れません。また最近、行事などで他児と違う様子の彼を見て、母親が「これじゃぁいかん!」と思ったらしく、この頃きつく叱る事が増えたようなんです。だから多分、彼自身も居場所を見つけているのかもしれませんね。
明日から、「あ〜また!」と思ったら、先生の言葉を思い出し、一呼吸おいてから言葉を掛けてみようと思います。
(しつこいようですが・・)ほんとに救われました。また、いきずまったときは、力になってください。また、顔を出しますね。
Re: 初めまして! m  2004/07/08(Thu)
こんばんわ、mと申します。
現在、ADHD、LD、アスペを持っている子供達の通う通級指導教室の担当をしています。私もまだ新米なんですが、「と」さんのお力になれば。。と思いカキコしました。
参考になるほどのものではないかもしれませんが・・。
 ADHDじゃないか?と思う子がいたとします。何とかしていい方向に持っていけるように考えますが、まず家庭環境を見ます。小学校低学年の場合、外的な要因で同じような状態になる事があるんです。
もし、家庭環境も悪くない場合は親、特に母親の話を聞いて上げください。
そういう状況のお子さんなら、友達関係やお父さんとの関係やさまざまなところで、悩まれていると思います。
自分以外にも子供のことを気にかけてくれる人がいるって言うのは、本当にうれしいものです。
 3年育てているお母さんは先輩ですので、お子さんの様子を良く知っているはずです。
 どうして、こんな事を書くかというと、その子にとって母の対応はとても重要だからです。母にとくさんという支えが出来ることは安定になります。彼を無碍に叱ったりたたいたり・・防げるからです。そして、本当にADHD的な要素があるなら、早期発見と医療機関につなげることをお勧めします。
 早期に対処する事によって、状態を最低限に食い止めることが出来る可能性があるからです。外的には障害が分りにくいので、ほおっておくと成長とともに彼は自分を追い詰めてしまう事になるかもしれません。

ADHDでもアスペでも環境がよく適切な指導があれがば、普通にすごせます、それには早いうちからのきずきが大切です。

3歳と言うのはまだ微妙な年ですが、色とか絵とかで視覚から入っていくのはどうでしょう?、また、彼がワケの分からない事をいっても、いったんは「そうか、こうしたかったんだね」と肯定してあげてください。それから、でも、こうしたほうがいいね。と言うといいように思います。
 
 今、1年生の子を見ていますが、自分の思うようにならないと、パニックになります。「おたすけボ−ド」を作り、「分らなくなってカ-っとなっちゃったらこのボ−ド出してね。そうして先生をよんで」と何度も繰り返し教えると、怒る前に「言葉で言えば通じる」が分ってきました。
 3歳児ですよね。参考にならないかもしれませんね・・。

明日も頑張ってくださいね♪
Re: 初めまして! Lee  2004/07/08(Thu)
mさん
アドバイスをありがとうございます。

「と」さんの書き込みの中に
>母親が「これじゃぁいかん!」と思ったらしく、この頃きつく叱る事が増えたようなんです。<

とあります。
親御さんの中にはまだまだADHDやアスペルガー等についての知識がある人は少ないですよね。
ただ「人とちょっと違う」と思い、あせり、たたいたりするというのでは障害のある子どもは障害に加え「周囲の無理解」にも苦しめられますね。

障害のある子どもさんの場合、保護者の不安や悩みにも十分耳を傾け、適切なアドバイスをし、共に連携して子どもの教育に当たることが大切になります。

mさんはご経験も多くていらっしゃるから、いいアドバイスをいただけるかと思います。
どうもありがとうございました♪
Re: 初めまして! さ   2004/07/10(Sat)
情緒障害児学級があり、通常学級にも多くの軽度発達障害を抱えた子どものいる小学校の司書をしている、「さ」と申します。

 私の対応している子どもたちは、診断が付いてハッキリ障害名がわかっている子どももいれば、重複障害の子もいるし、診断の付いていない子もいます。そこでよく思うことは、診断名がハッキリしている場合、例えばアスペルガーと一口に言っても、結局はひとりひとりが違うと言うことです。格闘しながら、なんとかその子をよりよく支援できる、そのチャンネルを見つける。これに尽きると思います。
 それは、特に障害を持たない子どもに対しても、基本は同じですよね。ですから、障害に対する知識を獲得して、対応の基本線を獲得しておくことは大事なのですが、同時に「ひとりの子ども」であることや、
「子どもであると言うことの共通性」を、じっくり見てあげることも大切なのではないかと思います。

 その子に対応することが、時に辛くなることはごく自然な気持ちだと思います。決して自己卑下されるには当たりません。コミュニケーションが取りにくい子どもを、指導したり支援したりケアする立場の人は、みんなそこを通ると思います。特に、内的な、目に見えない障害を把握すること、他の子とのつながりを保障すること、その支援を具体的にどうするかと言うことは、とても難しいことだと思います。

 私も、今の学校に転任してきて、激しいパニックや、キレた状態、反抗、様々な障害のある子の、さまざまな形態の、不適応行動に対応するのが、とても辛いときがありました。
 ただ、その辛さの大きな原因のひとつに、他の担当者や管理職と共感を持って子どもに当たる、という体制がなかったことがあったと思います。(3年目の今はあるんですけど)
 「と」さんが、その子どもさんに対応するのが辛くなってきているのは、同じ職場の中で「共感」や「共通理解」が持てないことが大きいのではないでしょうか。回り道ですけれど、職場内のそれは、実践や経過観察の中から、だんだんできていくものだと思います。しばらくはつらいと思いますが、3歳児、ということは今後も同じ園内で保育が続くと言うことですから、息の長い支援の中で、「共感」「共通理解」が出来ていけばよいのではないかと思います。
 それから、園のある都道府県、または市町村で、同じ保育士や、幼稚園教諭、小学校の通級指導教室担当者、などを対照とする、軽度発達障害をテーマにした研修は開かれてないでしょうか。出来ればそう言った会に参加されて、知識獲得とともに、他の関連職域の人とコンタクトが取れるようになり、現場での悩みを話せる人を見つけられてはどうでしょうか。自分の感じていることを話し、聞いてもらうこと、他の人からの情報をもらうことで、自信が持てたり元気が出るものだと思います。
 孤立無援は苦しいですが、横や縦のつながりが持てて、辛い気持ちから、一歩前進して、その子に接することが出来ればいいなと思います。
 そうして少し元気が出て、関わりを続けていると、大変な思いをして手をかけた子どもほど、可愛くなるものですよ。
 転任時かかわって、本当に困って辛かった子、いまだに不適応行動はあり、それはやっぱりつらいと思いますが、細い小さい、とても変わったチャンネルですけど、その子との間で心の送受信ができるようになって、それは私にとって貴重な宝です。
 また何かありましたら、ここで話しましょう。まず、特産自身が元気を持って保育できることから初めの一歩です。応援しています。
「さ」さんへ  m   2004/07/10(Sat)
「さ」さんのコメント、読ませていただきました。
違った角度からの関わりからのアドバイスと、共通理解の必要性、参考になるとともに共感しました。
私も、勉強になります。
「さ」さんの意見はいつも参考になります。うれしいです♪
m さんへ  さ   2004/07/10(Sat)
 わー、参考になるとか、共感するとか言って頂くと照れてしまいます。ありがとうございます。
 正直言って、目の前の子どもにいつも、「わぁぁ、どうすればいいの!?」と悩みながらの毎日ですから、大したことはしてないんですよ。けど、どの子もうちの学校の子ですから。
 担任じゃない立場でかかわるって、気を使うことも多いんですよ。
 でも最近嬉しいことがありました。
 勤務校の栄養士さんは私より若い人ですが、職員室の机が近いんです。私の机の上に置いてあった、障害児に関する本を目に止めて、
 「正直言って専門の先生達に聞くのは、時間が合わないせいもあるんだけど敷居が高い。でもあの子たちのことを分かりたいなぁと思っていた。図書館の先生なら子ども向けの障害者理解の本も知っているし、実際に全部の子に接しているんだから、また教えて下さい。それから本も見せて。」 
と言われました。職務上、必要不可欠な関わりではない栄養士の先生がですよ。いろんな意味で、とても嬉しかったです。
 結局、学校も、幼・保も、担任だけがかかわって居るんじゃなくて、職員全体で見ていければいいですよね。
 m さんは通級の担当ですね。そうしたら、ケース担当している子どもさんの在籍校の先生と、保護者と、そして他校の通級担当者の横のつながりの中で、子供を見ていくことになりますよね。

 うちの学校にも言語と情緒の通級があります。学校司書と通級の担当者って直接利害がなく話しやすいこともあって、子どものことについての悩みを交換することも。立場が違うのでおたがいに愚痴がこぼしやすいのと、違う角度で物を言うので、担当者として煮詰まっていたところがほどける思いがすることも多いよね、と言い合っています。
 m さんには、校内で心おきなく話せる人は居ますか? 通級の担当も、ほんとにシンドイ部分が多い、と勤務校の先生達を見ていて思うので。
 でも、「と」さんへのアドバイスはさすが。押さえるべき状況把握や見方を的確に示されていると感じました。さすがプロですね。感心して読ませてもらいました。頑張っている人がいると、わたしも嬉しいです。 
「さ」さんへ m  2004/07/10(Sat)
こんばんわ。
通級の担当は正直、今の職場では理解されているとは・・・。と感じています。この時期、学級担任は忙しくしているのに通級は生徒が来ない時間帯は何しているの?と思われているようですね。実際は、教材を作ったり、私みたいに初心者は時間が足らないくらいやる事はいっぱいなのに・・。それに、通級担当はベテランの教師がなり、専門の知識がないとなれないものだと思われているので、特定の方からは風あたりがきついです。私を担当にと推薦くださった方は「気にしないでたくさん学んでください」といってくださいます。それに、スク−ルカウンセラーの方が何年か前に同じ経験をされたそうで、いつも、応援してくださいます。そういった意味では、とても恵まれていると思っています。
 通級教室はこれから増えていくと思います。通級教室についても早く共通理解をしてほしいと感じています(願!!)
Re: 初めまして! Lee   2004/07/10(Sat)
「さ」さん
コメントありがとうございます。
「さ」さんのこの言葉
>同じ職場の中で「共感」や「共通理解」が持てないことが大きいのではないでしょうか。<

この言葉には私も共感します。
今までに知的障害があるお子さん、不登校や精神障害があるお子さんと接してきました。それから通常の中学生にも・・・。
その中で非常に悩んだのは、そこ子ども自身に対してよりも、周囲の反応に対してです。

「この子はこう悩んでいたり困っていたりするから、ゆっくりとこうしたらいいのではないだろうか?」と思って支援しても、周囲から「甘い、もっとびしびしと」とか「そういうふうにするからいけないのだ」と見られると、周囲に対して身構え、それが当の子どもに対してもいらつくという結果になったりするんですよね。

また、いろんな問題行動を起こしていた子どもでも、数年間周囲と試行錯誤しながらやっていくと、だんだん見方が和らいでいき、問題行動も少なくなるという場合もあります。

これは周囲の共感や共通理解ができ、子どもに応じた対応がなされるようになった結果、全体がよくなるのだと思います。

言えることは「子どもだけの問題でなく、周囲の大人の問題でもある」ということですね。
その子に関わるみんなが障害について理解し、より適切な支援の仕方を学ぶことが大切になりますね。

また、大人も余裕がないと落ち着いた指導はできません。
要領よく仕事をして時間を作り、勉強する時間や子どもにゆっくり接する時間をもつことも大切だと思います。

そういう意味で私はこのサイトの教材や他の人が作った教材を活用したりしてもらえればありがたいと思うのです。
また、いい知恵をお互いに出し合い、紹介し合ったりしましょう。
それがひいては子どもへの理解や支援につながるのではないでしょうか?
Lee先生も さ
>その中で非常に悩んだのは、そこ子ども自身に対してよりも、周囲の反応に対してです。<

Lee先生も、子どもに一緒にかかわる周囲の人、外野の人などと共感や共通認識が持てなくて、試行錯誤されて居るんだなと思い、ずいぶんホッとしました。
そこはみんなが悩む所なんだなぁ、ということが、「と」さんに伝わればいいなと思って書き込みをしました。

アドバイス ありがとうございます。 と  2004/07/12(Mon)
先生、「さ」さん、mさん、アドバイスありがとうございます。皆さんのおかげで自分が一番引っかかっていた事が、わかりました!!
それは、「周囲の認知度や理解度が、低いということ」本来ならば、園内研修とかで勉強してもいいんじゃないかなぁ〜って・・。
私が障害があると決めれないのは当然だけど、逆に言えば上司が、障害はないよ!と決められる根拠もない訳で・・。(屁理屈かな?)
ここに悩みを書いたあと、その子へのかかわり方を変えてみました。とにかく手をかけて、目を向けて、誰よりも先に関ってあげるようにしてみました。物すごい変化はないものの、以前よりは落ち着いているようには感じます。ただ、園の決まりを理解して守るとかという、気持ちがまだ無いようなので注意を促されることも多いです。
私自身も、もう少し勉強が必要かな?と思うので、周囲の先生方はの理解を求めるのは当分、無理かなぁ〜って感じてます。また、何かあったら皆さんに相談すると思いますが、その時はよろしくお願いします。

うれしいです。 に  2004/07/13(Tue)
Lee先生の日記をいつも読ませていただいたり、教材を使わせていただいているASの子供を持つ母です。
来年就学で、知的・情緒のクラスのある学校が進学予定の学校なのですが通級あるといいなぁ〜。といつも思っております。市内に一校のみ通級クラスがある学校があります。
越境??も考えたりします。
この、掲示板を見ていろいろ考えてくださる先生方がいると知りとてもうれしかったです。
これからも、どうかよろしくお願いします。
「に」さんへ Lee - 2004/07/13(Tue)
にこさん
とくさんが投げかけられた悩みから、関わるみんなが子ども達のことを理解して支援していくことが大切だということが見えてきたところです。
ASの子供をもたれるにこさんに「うれしい」と言って頂けるのはなによりです。

子どもを中心に保護者、教員、関係者などみんなが理解しながら、温かく育てていきたいですね。

今日のニュースに(ヤフーニュース)障害のある子どもをいじめる子どもがいて、かばった先生に包丁を出したというニュースがあります。
なにか殺伐としてやりきれない気持ちになりますが、だからこそもっともっと障害のある子ども、ない子ども、みんなのことを考えていきたいですね。

これからもよろしくお願いいたします。
お返事ありがとうございます にこ - 2004/07/13(Tue)
 Lee先生のレス、うれしかったです。
園の先生に、いろいろな資料をわたしたり勉強会に参加したり・・・。でも、やればやるほど行き詰っていました。
子供は、どれも出来る力があるのに「やらない!やりたくない」ばかりで疲れて帰ってきています。
朝の教室に入ることからぐずぐずの始まりです。
先生も打つ手がない状態です。
家では出来ているのです。
わたしが、家でやるやり方の指示を園で出してもやらないのです。いろいろ勉強しているつもりでいましたが園での様子を見ていて頭痛がしてきました。
いろいろなASの子を見ていますが、本当に個性が豊かで同じ障害でも全く違ったりしています。
普通学級に入ったときに、また障害に対しての理解を求めていくのも今の私にはしんどくて・・・。
愚痴ってしまってスイマセン<m(__)m>
また、寄らせてください。
Re:    Lee - 2004/07/16(Fri)
>子供は、どれも出来る力があるのに「やらない!やりたくない」ばかりで疲れて帰ってきています。<

家で出せる力が園で出せないと言うことでご心配ですね。
家庭生活で出せる力が集団生活で出せないのは、園の生活や友達との関係で力を発揮できる状況にないのでしょうか
疲れて帰ってくるというのも気になりますね。

まずは勉強より、心理的に落ち着くことが大切なような気もします。
お母さんが頭痛がしたりしんどかったりするとお母さんもお子さんもつらいでしょう。

まずはお子さんの気持ちつつんでやり、いいこともいやなことも話ができるようにしてやってくださいね。
待ってやることも時にはだいじなことかもしれません。

子育てにおいてはレールの上をまっすぐにいくことは少ないと思います。
レールをそれたり、ゆっくりしか進まないことが多いですが、あまり不安感じすぎず、その子のペースで走っていけばいいと思いましょう。

またいつでも愚痴をこぼしにおいで下さい。
もうすぐ夏休み にこ - 2004/07/17(Sat)
 Lee先生、お返事ありがとうございます。
もうすぐ、夏休みなので焦らず2学期によい感じで送り出せるように落ち着いて接してみます。
かなりマイペースののんびりやさんなので、のんびりを楽しむ時間もあるかな・・?楽しんでやってみます。
気持ちを包むって素敵な言葉ですね。
出来るかな?
(実は、自分がせっかちなので待ってるのが辛いのです)
アドバイスありがとうございました。
あの子なりのペースを見守って見ます。
Re: もうすぐ夏休み   Lee - 2004/07/18(Sun)
にこさん
そうですね、夏休みはゆっくりと過ごすチャンスです。
もっともいつも一緒だからやんなっちゃうということもあるでしょうが・・・^^;

時間を作って、ここでは子どもと素敵なゆっくりした時間を持とう、などされるといいですね。
寝る時間にお布団の中で一緒にゆっくり絵本や本を読むというのもいいですよ。

コツは子どもも楽しみ、自分も大いに楽しめるようにすること。
犠牲的になっても逆効果ですから・・・。

実は私もせっかちなんです。
だからこそ心がけてゆっくり接するようにしてきました。
もっとも子どもには子どもの言い分があるようですが・・・。

では素敵な夏休みを・・・(^o^)


ケアの必要な子どもと旅行 投稿者: 投稿日:2004/03/17(Wed)
卒業式の件に続き、またご意見、お考えをお聞かせください。

気管切開で、毎朝吸引のケアを保護者がされています。朝1回で、日中は必要がありません。そんな生徒が泊を伴う行事に参加するとき、どうされていますか?

お上は、現状では看護師を同行させる予算がない、宿泊先の近隣の病院に行ってケアを・・・(その手配も学校がしなさい)というようなことを言います。それはおかしい、と私は思うのです。行政が進んでいれば、医療的ケアを生活行為と見なし、教諭が行える(もちろんDr.の手ほどきを受けてから)ところもあるようです。そこまで行かなくても、看護師を同行させることくらいは行政としての責任だと思うのですが・・・・。お上と対決しそうです。


Re:   Lee - 2004/03/17(Wed) 21:12

私は以前病弱養護学校の生徒と修学旅行に行きました。
吸引が必要な生徒もいました。
お医者さんと看護師さん、それに保護者が同行なさいました。

その方達の中にはすでに亡くなられた方もいます。いい思い出ができただろうと思います。
ケアの必要な方でも旅行などができるよう、できるだけのことはしてやりたいですね。

対決までいかなくても、子どもの気持ち、保護者の気持ちを代弁なさってくださいね。


Re:     - 2004/03/18(Thu) 08:29 No.192

私の息子の養護学校の重複障害で医療行為を必要とする生徒さんの修学旅行は、お母さん方も一緒に行ってるようです。

クラスが違うので、詳しくは知りませんが結構、お母さん達もTDLとか楽しんできてるようですよ♪

ホテルは一緒でも、行動はちょっと違ったり、ずーっと一緒でないようですよ。

朝だけのケアでしたら、なおさらお母さんは別行動もできますよね。ストレス解消にもなるし、自由な時間をなかなかもてないお母さんに独身気分を味合わせることもできますしね。


Re:  Lee - 2004/03/18(Thu) 21:05

お返事ありがとうございます。
お母さん方がいらっしゃると安心な点もありますね。
ほ私が見聞きした中にも保護者が同行したりつかず離れずでついて行かれた方もけっこう多いです。

気になるのは経費の件と、保護者が行かない場合は行けないのかということですね。

お母さんが行けるところはそれでいいと思いますが、全員が行けるようにするためのガイドラインのようなものも必要なのかも知れません。


Re:    - 2004/03/18(Thu) 21:22

お返事ありがとうございます。

うん、私も費用の件は気がかりです。(とくに我が地域のお上は「予算がない」って言い切ったから)それと、お母さん(またはお父さん)にとっては、ついていかない方が羽が伸ばせるってことはないんでしょうか?レスパイトケアというか、なんというか。

生徒が学校にいる間は教師や行政が責任をもってあずかるものって思うんですが、どうも保護者に同行をお願いするってのは甘えてるような気がするのは私だけでしょうか?

保護者が喜んで「ついていきますよ」って言われるのなら別ですが、本当に「ついていきたい」保護者はいるんでしょうか?

本人の気持ちを大切ですよね。「親がついてこず、友だちと行きたい」っていう思いであればそれを大切にしたいし。


卒業式 投稿者: 投稿日:2004/03/12(Fri) 17:03 No.177

今日はかっちが通ってる養護学校の卒業式でした。
高等部の卒業式に出るのは、初めてでしたが、温かで、とてもよい卒業式でした。

思えば、かっちは不安を抱えての自力通学でしたが、今日卒業した先輩方がバスの中でも道を歩く時でもよく面倒を見てくれたのを思い出しました。

最後に、みんなを見送る時には、ジ〜〜〜ンとして、友達のお母さんに「卒業生じゃないんだから、泣かないの!」なんて言われてました(^^;

うちの学校の恒例の紙吹雪の嵐と胴上げで23名が巣立っていきました。
先生方の汗が滴り落ちていましたっけ・・・


Re: 卒業式  - 2004/03/12(Fri) 22:22 No.178

私の中学校でも卒業式があり、学級から1名、巣立っていきました。参列するのは2年生のみ(体育館が狭いので)で、1年生は参列できないのですが、通常の学級とちがっていつもいっしょに勉強してきた3年生が卒業するのですから、1年生も3年生が校門を出る頃にやってきて見送りましたし、2年生の子は家に帰って「おわってしまった」と泣いたそうです。私が思っている以上に学級の中でのつながりが育っていたようです。

ところで、みなさんにお伺いしたいことがあります。いわゆる普通学校の中にある障がい児学級の生徒が卒業するとき、
・その卒業式で生徒の名前を呼ぶのは誰がいいのでしょう?障がい児学級担任なのか、交流学級の担任なのか?
・並ぶ位置は?障がい児学級単独で席を設けるのか、交流学級の中に入るのか?
ご意見、お聞かせください。


Re: 卒業式 d - 2004/03/12(Fri) 22:39 No.179

小学校の特殊学級担任をしています。
私の学校では、名前を呼ぶのは特殊学級担任がしています。
並ぶ席は、交流学級の中です。
昨年この形式で卒業生を送り出しました。これで、いいのではないかと思いますが、・・・。(保護者の方と事前に話をしています)


Re: 卒業式  - 2004/03/12(Fri) 23:05 No.180

かっちも、小学校は特殊学級でした。
dogkenさんと同じく、特担が名前を呼び、並んだ席は協力学級の中に入りました。

特殊だけで席を設けるなんて・・・かっちはたった一人でしたから考えもしませんでした。

アルバムも協力学級と一緒でしたし、卒業式の並ぶ位置もほとんどみんなの真ん中でした。っていうか、あいうえお順だったし。
ちょっと、目立って返って、先生にどうして端っこにしてくれなかったの!って感じでしたけど(^^;


Re: 卒業式 Lee - 2004/03/12(Fri) 23:06 No.181

卒業式は高等部で社会に巣立っていくという場合は特に、感慨深いですよね。
私は中学部ですが、それでもそれでも式の間、その子との思い出が胸に浮かんできます。

子ども達は学年の枠を超えて関わりができると、先輩の卒業式でもじ〜んとくることでしょう。


Re: 卒業式 Lee - 2004/03/12(Fri) 23:13 No.183

そらうたさん、dogkenさん、かっちママさん
特殊学級の場合は、卒業式の時にそういう問題が出てくるんですね。
3人のお話では
「特担が名前を呼び、並んだ席は協力(交流)学級の中に入る」
ということのようですね。

トップのやり方をかえる・・・ 投稿者:S 投稿日:2004/03/08(Mon)
Lee先生の「トップのやり方を変えようとするのは大変です。」と、いう言葉 保護者の立場で見ても これはかなり難しい事だろうと思っています。

実際、ADHD児として入学したluckyに対して 
「がんばります」
と言っていた校長先生の対応が悪くて luckyは職員室の中や前に座り込みを決行した事さえあります。
実態を把握していない事が 原因だと私は感じました。
コーディネーターの先生も
「校長であろうと もっと勉強してもらわなければ 困るんだ」
とおっしゃっていました。

実態を知らない 経験も知識もない方が 指揮をとる立場にある。
この状況で 指示に従わなくてはならない 教員たちの苦労。
これは 大変なものだと思うのです。
また、そういう状況を知らない保護者も多いです。
そして 私が知る限り、教員がこれまでに何をしてきたかを 保護者に伝えていない・・・そういう事が多いです。

お互いが「やって当然」みたいになっていないでしょうか?
子供に・・・してあげて当然。してもらって当然。

そんな事ないと思うんです。
教育は専門職の先生方にして頂いた方が間違いはないでしょう。
でも、親だって 自分の子の足りない部分を伸ばしてもらう作業のお手伝いは 出来る限りすべきだと 私は、考えてます。

だから、私は来年度から 発達支援会議に同席させてもらいます。
これはコーディネーターの先生からの要望でもありますが、学校と家庭での連携がなければ 発達障害のluckyを迷わす事無く導く事はできないと思うからです。
(学校と、家庭とで 違った事をしていたら 健常児でさえ迷うでしょう。)

今までの皆さんのお話とは 内容が離れているかもしれませんので、別に立ち上げました。


Re: トップの・・・ Lee - 2004/03/08(Mon)

書き込みありがとうございます。
管理職の方も問題がある方ばかりではなく、熱心にやっていらっしゃる方も多いのでしょうが、
中には障害児教育についての経験も知識も乏しいままなさっていらっしゃる方もあるでしょうね。

>お互いが「やって当然」みたいになっていないでしょうか?
子供に・・・してあげて当然。してもらって当然。<

こういう関係だとなかなかきびしいですよね。
現在私は養護学校で6人の子どもを2名の担任で持っています。
障害児学級の先生はいかがでしょうか。
たとえ障害は軽いと言っても、軽度であればそれだけ伸ばしたいと思うし、数名の子どもをそれぞれに伸ばすと言ってもなかなか難しいところがあるものです。

また教師も保護者の個々の立場を理解し、お互いが補い合い、助け合ってやっていけば、子どもにはとってもいい影響があると思います。
お互い人間ですからね。

また、勉強は学校で教えることになるでしょうが、身辺処理や手や体を動かすこと等は、家でも何らかの形でやるのが効果がありますよね。
お手伝いなんかもそうです。
また宿題も簡単にできそうなものは家でもするととてもいいですよね。(親が教えないと分からないような内容では困るかも知れませんが・・)
これは通常の学級の場合の子育てと同じでしょう。

現在、先生達もいろんな雑用(とは言いたくないですが)、あるいはしなくてもいい仕事が増え、本来の子どもに関わることや教材研究の時間がなくなっていると言われます。

そういう状況はトップから働きかけて改善して頂きたいし、教員も子どもに関わることこそ仕事だという意識を持ちたいものです。

Spotさんのこういう発言は保護者と教師の連携について考える上でありがたいと思います。


Re: トップの・・・  - 2004/03/09(Tue)

ちょっと仕事が落ち着きました。金曜日は卒業式です。私の学級からも1人卒業します。さみしくなります。私の学級は4人の生徒がいます。担任は私1名です。が、最大8人までが1学級です。

うちの「トップ」は障がい児学級の担任経験はない、と思います。個々の障がいについて、あるいは関わり方についての知識もほとんどありません。しかし、まわりの学校を見渡しても経験のある管理職ってほとんどいないと思います。

しかし、幸いなことに私の実践には理解をしてしてくれており、「したいようにすればいい」というスタンスだろうと思います。

もちろん、障がい児教育の実践の経験のある管理職が一番ですし、もっともっと管理職も障がい児教育について理解を深めて欲しいとは思います。それは職員全員について言えることと思います。

コミュニケーションをする(伝える)のが苦手な子どもたち。保護者の方々はいろんな不安がおありだと思います。私は連絡帳で日々学校でのこと、授業での取り組み、できるようになったこと、もうちょっと頑張りたいこと、などをお伝えしています。また、子どもたちがお家で学校のことを楽しく話ができるように、写真をたくさん載せて学級通信を週1ペースで発行しています。4月から現在で50号くらいですかねぇ。


Re: トップの・・・ Lee - 2004/03/09(Tue) 22:29 No.169

1クラス4名の子どもがいるんですね。
かなりやりやすい人数かも知れませんね。8人だったら厳しいのかな・・・。

周囲もある程度理解のある方々で、のびのびと実践ができるやりやすい環境なのでしょうか。
ありがたいですよね。

だからこそ、そらうたさんがなさる実践が生きていくのでしょう。保護者の方とも連携がとれるのでしょうね。
最近の学級通信類はデジカメでとった画像がすぐに使えるので便利ですよね。
保護者とも、子どもの成長を共に喜び合い、課題を確認しあえる関係ができていれば、それが一番だと思います。

卒業までいい思い出を作って下さいね。


Re: トップの・・・ S - 2004/03/09(Tue)

できるようになったことを連絡帳に書くには 時間を作らなければならないから 大変でしょうねぇ。

うちの担任は、私への返事と連絡は書いてくれますが、そういったことは 担任が余程嬉しかった事・・・でなければ、連絡なしです。(さすがに忙しくて書く暇はないので 電話を下さいます。)

私は 学級へのカミングアウトをしたら 学級通信のようなものを作りたいと考えています。
他の保護者の方に 子供の現状をわかってもらう為に。
配布する事を学校が「ダメ」というかもしれませんが。。。チャレンジは するつもりでいます。

学級通信もどきは、、、直接かかわりを持たない先生の理解を得るのにも 役立つのではないかと思うのです。
そらうたさんは、学級通信を他の先生に見て頂いたりしてませんか?
今の先生方は 担任でない「子」の「物」へは 目を通す余裕もないでしょうか・・・・?
そこのとこだけは 気になってるんです。
(校長先生との「喧嘩」する気合はあるのに(^^;;;; ) 


Re: トップの・・・ Lee - 2004/03/10(Wed)

担任の先生の状況もいろいろで、なかなか連絡帳をかく時間がない方もおられるかも知れませんね。
電話して下さるなら直に声を聞き話ができるのはいいですよ。

学級通信、せっかく作られるのだから、みなさんが喜んで見て下さるものにしたいですよね。

>そらうたさんは、学級通信を他の先生に見て頂いたりしてませんか?
今の先生方は 担任でない「子」の「物」へは 目を通す余裕もないでしょうか・・・・?<

いいものであれば、喜んで見てくれると思います。
ただ、「こういうものを自分もしなくてはいけないだろうか」と圧力を感じられたりするとまずいこともありかもしれませんが・・・。
もっていきかたでしょうね。
みんなが喜ばれるようにしていくのは大変ですが、うまくいくと連携がスムーズにいくのではないでしょうか?


Re: トップの・・・ - 2004/03/12(Fri)

いよいよ卒業式が明日(正確には今日)です。

>そらうたさんは、学級通信を他の先生に見て頂いたりしてませんか?
今の先生方は 担任でない「子」の「物」へは 目を通す余裕もないでしょうか・・・・?

実は私の学級通信は職員室ではほとんど配布していません。管理職には渡してますが。
2年前の4月、担任をもってしばらくは職員室のみなさんに配ってたんですが。理由のひとつは面倒くさいこと(数部だけならカラー印刷ですみますが、先生方用には輪転機を回さなければならないので、まぁただの怠慢です)。
もう一つはう〜ん、Spotさんが言われるように、目を通してくれてないのが感じられたから、かな。中学校では日々何らかの問題が起き、その処理やフォローに担任は大忙しで、また、障がい児学級での授業や出来事は別世界のこと、と感じられてしまいがちです。(自分の学級にADHDやLDなどの生徒がいれば別ですが・・・)
まぁ、私の地域の学校(特に中学校)ではどこも似たような状況でしょう。職員の理解を深め、研修をするのも障がい児学級の役目だろうなぁ、最近思います。

すいません、Spotさんのおかれている状況がよくイメージできず、私や私のまわりのことだけ書きました。


お気になさらず・・・ S - 2004/03/12(Fri)


私には 教職員の現状と言うものが分かりません。
母親の立場で色々実行してしまって 担任やコーディーネーターの先生の負担になるようでは いけないと思うのですが、担任たちはこちらの提案を受け入れるばかりです。

実際のところどうなのだろう・・・いつも不安な気持ちで 相談をしています。
地域性やおかれている立場で多少は違いがあっても 「先生」とい立場は同じです。
参考になりました。
ありがとうございました。

学習発表会  - 2004/03/09(Tue)

こんばんは。今回のことが、みなさんのお役にたてるのなら、掲載をしていただいてかまいません。よろしくおねがいいたします。
今日、最後の参観というか学習発表会をしました。最後に、保護者の方が「のびのびしていて良かった。とても上手にピアノを弾いたり、リコーダーを吹いていてびっくりした」と感想を述べて下さいました。気が重かったのですが、やってよかったです。懇談会のあと、何かを変えたわけではなく、いつもの通りだったのですが、ひとつ違っていたとすれば、介助員さんがずっとお休みだったことかな。でも、毎日2〜3回は校長先生が教室をのぞきにきて、何をしているかをみていかれました。子どもと私を・・・・信頼されていないところでの仕事は、つらいものがあります。
 本当に子どもたちや、私のしてきた指導を見てくれていた先生は、分かってくれていました。回りの先生に、やっと話せるようになってきたので、気持ちも楽になっています。
Re.学習 Lee - 2004/03/09(Tue) 22:41 No.170


最後の発表会で保護者の方がいい感想を述べられたのだったらよかったですね。
きっと後になったら保護者の方もゆっぴさんの実践の良さを理解なさるのではないでしょうか。

周囲に心ない動きをなさる方がいるというのは残念なことです。
でも、いつかまちがったやり方は人に知れるものです。

>子どもと私を・・・・信頼されていないところでの仕事は、つらいものがあります。

分からない人はいますよね。でも、「私がやっていることが分からないのであれば仕方がない」という気持ちで気にしないことです。話ができるのであればそれもいいでしょうが・・・。

何人かの先生に話して分かってくれたのであれば、それは良かったですね。
身近な人が分かってくれるのが一番です。

「人間関係ではいい人と接して、あまりいいと思わない人とはほどほどにしておく」と誰かが言いましたが、私もそうしたいと思っています。


障害児教育 投稿者:Lee 投稿日:2004/03/06(Sat) 11:54 No.152
下の名学院さんへのお答えもかねて、ここに書きます。
今、この掲示板の下の書き込みでは、障害児教育、とくに障害児学級での悩みが書かれています。
担当する先生方の中には、大変悩まれている方も多いようです。

私は現在養護学校に勤めており、障害児学級に勤務した経験はありませんので、具体的なことは分かりませんし、障害児学級について発言するだけの経験はありません。
しかし、障害児の教育という点では、子どものことを中心に先生方、保護者の方、関係の方達と一緒に考えていきたいと思っています。

子ども達を大切にしたい、子ども達の良さを伸ばし、他の人たちにそれを知って欲しいという気持ちから、このサイトも運営してきました。
私が今まで接した子ども達は素直で元気、私がしたことに対して率直に反応を返してくれます。
子どもの評価というのは上司、管理職の評価よりも的確なものです。

しかし、現実には障害児教育、特に障害児学級では、子どもさんと保護者、同僚や管理職など、多くの人との関わりの中で学級を運営していくことになり、それは行政、地域、福祉などとの様々な関係にも左右されます。
教育行政のあり方が一番教師を左右します。
教育行政、ひいては管理職のやり方いかんでは、教師の仕事も空回りすることがあるかもしれません。

また、保護者が我が子のために一生懸命なのは当然です。
しかし、教育行政、学校運営がうまくいかない場合、担任ともぎくしゃくしては、子どもにもいい結果が出ないことは明らかです。

子どものことを思う保護者、教師は共にいい教育に向かって一緒に考え、話し合い、ささえあっていくことが大切でしょう。

私はそこにはいい実践を明らかにしあうことが大切だとおもっています。教師のいい実践、保護者のいい実践、子どもの素敵な姿や作品を紹介し合いましょう。

トップのやり方を変えようとするのは大変です。
でも実践の場から「こういうことをしました」「こんな変化や効果がありました」と言っていくのは、実践者だからできることです。
そしてそれが子どもに一番近いところで影響があるのです。

たとえ上から評価されなくても自分が子どものためにいいと思う実践を積んでいく、それが私たちにできることだし、義務だと思います。

この掲示板に悩みやぐちが書かれるのもけっこうです。
でも、時には子どもの良さや障害児教育でであった素敵なことも書いてほしいなと思います。
悩みを書いた後、元気が出てきたら、障害児教育のいい点についても書いて下さいね。

現在特別支援教育への移行に当たり、様々な厳しい問題が出てくることが予想されます。
たぶんそれは政治の「行政改革」とも大いに関わりがあります。
しばらくは行政に翻弄されることがあるでしょう。

「不易と流行」と言われます。
大きな波の中で、新たなものを創造していくことも大切だけれど、波に振り回され自分を失うのでなく、子どもをしっかり見つめこの子ども達の教育はどうしたらいいのかという「不易」を見つめていきたいと思います。

教育も関わる人が健康で生き生きしていなくてはうまくいきません。
村上龍さんの「13才のハローワーク」に「教師は、生きることを楽しんでいなくては、子どもがついていこうとは思わないものだ」と書いてあり、その通りだなあと思いました。
教育が「楽しく元気で生き生きしている」というようになることを願っています。


Re: 障害児教育 m - 2004/03/06(Sat) 13:19 No.153

読ませていただきました。
Lee先生のこのHPに出会えて本当にうれしくなりました。
私はなんてラッキ-なんだ!!思いました。
これからもヨロシクお願いします♪


Re: 障害児教育 Lee - 2004/03/06(Sat) 21:35 No.154

ちょっと気負いこんでまじめに書いてしましました。
本当はもう少しいいかげんなんですがね。

ネットを通して自分の考えを伝え、それで人と出会えることは一つの力になりますね。
こちらこそよろしくお願いします♪


Re: 障害児教育  - 2004/03/06(Sat) 22:02 No.155

はじめまして、ずーっと書き込みを読ませていただいてましたが、はじめて自分で書き込みをいたします。
私は、中学校で障がい児学級の担任をしています。養護学校での4年間の講師の経験や、無認可作業所での経験もあります。

今の私の学級は、私が着任して4年目に障がい児学級が新設され、担任として私が手を挙げました。しばらく障がい児教育と離れていた私にとって、それはそれは楽しく感じられました。(中学校の普通学級が楽しくない、と言うのでなく、自分がやりたかったことができる喜び、というか・・・)

今、学級で嬉しいことをあげろ、と言われると・・・
子どもたちが少しずつですが確実に力をのばしてること、ですねぇ。
時計が読めなかった子どもが○時○分まで正確に言え、最近では○時△分まで、あと×分が言えてきつつある、とか、
着替えに10分以上がかかってた子どもが、素早く着替えられるようになり、その上脱いだ服をきちんと畳めるようになったとか、小さなボタンがかけられるようになったとか、チョウチョ結びができるようになったとか、自閉の3年生が1年生にはやさしく手をさしのべることができるようになったとか、・・・・いっぱいあります。ほんの小さな小さな事かもしれませんが、泣きそうになるくらい嬉しいのです。さぁ、つぎは何を頑張ろう、って気にさせてくれるんです。

普通学級で(しかも中学生)40人を相手にやってると、なかなかそんな喜び、味わえなかったです。(自分の力不足、と言われると、そうかもしれませんが)

障がい児学級(養護学校でなく)の難しさ、についてはまたちょこちょこのぞきにきますので、時期を見て書き込みさせてください。


Re: 障害児教育 Lee - 2004/03/06(Sat) 22:49 No.156

中学校と障がい児学級とを経験されたんですね。

障がい児教育を喜んでなさっておられるようですね。
子ども達の成長を小さなことまで気づいて喜んでおられること、私も共感します。
小さな進歩に気づくことは教師の力量ですね。

きっと保護者の方も理解があり共に喜べる関係ができているのかも知れません。
そのようないい状況があると、障がい児教育はやりがいがありますね。

普通学級と障がい児学級を持たれ、うれしいことも悩みも経験なさったでしょうから、またいろいろアドバイスして頂けると幸いです。

私も今までに、泣きたいようなノイローゼになりそうなことを経験しました。
その時悩んだこと、本を読んだりしたことは、今となっては糧になっています。
だから今、喜びをもてるということもあるでしょう。

他の皆さんの今の悩みを少しでも軽くするためにも、多角的な見方を提示して頂くことは役に立つと思います。またおいで下さい。



障害児教育  - 2004/03/07(Sun) 17:35 No.158

私の個人的な悩みをみなさんでいっしょに考えていただけ本当にありがたいと思っています。やってきたことをかなり否定され落ち込みましたけれど、誰も評価してくれなくても、子どもの中には力として身についていることを、私は知っています。見える力(計算ができるようになった等)と見えないけれど確実についた力(教室の端から端まで休まずぞうきんがけができるようになった、順番を守れるようになった等)があります。学校の出口(社会の入口)について、保護者との共通理解がはかれていなかったことが、行き違いの原因だったと、落ち着いてみると分かってきました。4月からどうなるか分かりません。行き違いはとっても悲しいことでしたが、今は、担任となろうとなるまいと、やっぱりクラスの子どもたちが、地域で当たり前に生きていけるよう、支援はしていきたいと思っています。学校の友達関係は、将来の地域社会の第1歩だと思っています。悩みをきいていただき、励ましたいただき本当にありがとうございました。一人で悩んでいたのですが、私だけではなかったと思うだけで、少し楽になりました。


Re: 障害児教育 Lee - 2004/03/07(Sun) 19:24 No.159

いろんな方が一緒に考えて下さり、問題の根っこも少し分かってきたように思います。
書いていらっしゃるように、ゆっぴさんなりに実践をなさったことは、子どもの中に生きています。

この教育は子どもが口に出して言ってはくれませんから、教師が自分で確認するしかないのですが・・・。
一緒に連携すべき保護者と行き違いがあったことは残念ですが、これはひとつの失敗として、次に生かせばいいことですよ。
人生常に失敗から学べばいいんだし、失敗した人ほど多くのことを学べるでしょうから。

「失敗学」ってあるそうで、成功について言うより、失敗を述べ、みんなと考え合った方がいいようですよ。
ゆっぴさんの経験が、この掲示板を読んだ方の共感を呼んだ面もあったようです。

またおいでになり、次の新たな経験について書いて下さいね。

本音 投稿者: 投稿日:2004/03/06(Sat)
特殊学級の学級経営で悩まれている方
多いのですね。
特殊学級こそ優先的に人事配当しなければ
ならないのに、現実には一番後になってしまっている
学校が多いのではと思います。
校長によっては特殊学級のことを「指導力不足教師の
島流しの場所」と豪語しています。
特殊学級は保護者の要求や期待が高く、多少なりとも
苦情が出るのは予想されるので、自ら火の中に手を入れようとする教師はいません。いないから指導力が不足する教師を
特殊に配置し、保護者から苦情が出れば「当然か」と仕向けられるのがオチです。管理職は計算ずくです。もちろん事前に校長が「保護者が難しいから・・」ということは言いません。言えば校長自ら特殊の困難さを認めたことになり、何かあった時に責任を取らなければならないからです。
初めは調子のいいことを言っておきながら、本質的な部分を隠し、保護者とのトラブルがあると「指導が悪いからだ」と責めるのです。
ゆっぴさん、特殊担任を変わった方が心身ともに楽になりますよ。私も4月からは特殊担任を降ります。教師であるという
意識からかどうしても本音で言いにくいことが多いのですが、この掲示板は本音で語り合え、本音で答えてくれるすばらしい掲示板です。隠さずぶちまけましょうね。

ありがとうございます 投稿者: 投稿日:2004/02/28(Sat)
ありがとうございます。
何だか自分の未熟さだけが出てしまった気がしてきました。
ただこうしていろいろな方の考えを読むことができるのは
たいへん有益です。
私の勤務校は残念ながら特殊学級への理解が良いとは
言えません。証拠に担当希望者がいないのです。
そのひとつとして「特殊学級を担当する=普通学級を担任できない」という公式が存在するからです。特殊を担任するなら退職するといって本当に退職してしまった方もいるぐらいです。だから私のように転任者が担当してしまうことになるのです。
当然いきなりですから特殊の子供の様子はわかりません。
障害に対する知識もないので身動きもなかなかできません。
しかし保護者は即戦力を要求してきます。つまり、新人の野球選手に「イチローやゴジラ松井のようになれ」と言っているようなものです。このような状態ですから、保護者とのトラブルはしょっちゅうです。周りの同僚は、そういう状況になるのがわかっているので見て見ぬ振りです。
私としては何とか打開せねばと思ったので、夏休みごろから
勉強しました。今ではようやく保護者の理解も得て、それなりにやれております。
ただ、特殊が貧乏くじの存在となっている職場に長くいるつもりはありません。そんな職場の環境は、表面的に良く見えても、中身はドロドロしていますからね。できる限り特殊から逃げたいと思っている教師が大多数の環境の中での共通理解は無理です。管理職もそれを認めてしまっているし。
すみません愚痴ばかりで。そんな学校もあることを知っておいてください。


Re: ありがとうございます  - 2004/02/28(Sat)

どういたしまして。やりたがるひとがいない、というのは、私たちの世代はまだ、分離教育の度合いがきつくて、特別支援を要する、障害のあることも全般に対して、慣れも知識も不足しているから、ということがあると思います。私(学校司書)のような、ナナメからの関わりでさえ、大変困難を感じたぐらいですから、知識と経験が不足しているのに責任ある担任につくという困難は分かります。保護者とも、直接接するのも担任ですものね。転任者にいきなりは、きついです。わたしも、変わったばっかりの時に、自閉症児の激しいパニックの嵐に連日関わるハメになりました。でも、誰も説明や応援してくれず、苦しい思いをしました。たまたま少し基礎知識があってなんとか対応しましたが、今でもあの時の苦しさは忘れられません。
 ひとりで闘っている気分ほど、やりきれないものはないですからね。
 担当は、ひとりですか? 校内の他の人と喋ることもなし? もしそうだとすると、本当に大変でしょう。お察しします。保護者の方が、誠実にやっておられることを理解して下さっているのが救いですね。
 「特殊学級を担任する事自体に差別感」「貧乏くじ感」がある、というのも嫌な感じですよね。教育の現場なのに。ただ、向き不向きはあるとも思います。「前任校では担当したが向いてないと分かった。申し訳ないが、自分がやりたいことは別にある」と言って断った方がありました。その後の仕事ぶりを見るにつけ、確かにその方の場合適性は、研究授業など論理的開発にあるなと納得できるものでした。断る場合、こういう形ならわかりますし嫌な感じは残らないんですけどね。特殊学級、障害児学級があると言うことは、いまよく言われるところの「その学校の特色」だと思います。なのに管理職以下、大切にしないのもなにかおかしいですね。これはもう、愚痴が言いたくなって当然の状況です。
 誰かに話さないと、心身がおかしくならないとも限りません。現に私は一時心身が不調になりました。ただ、一年経って話せる同僚ができ、少し糸口ができたので何とかなり始めてきているのです。
 名学院さん、なるべくこういう掲示板に、愚痴でも、思い込みでも、間違ったことでも、出してみるのが一番です。
 Lee先生もコメントして下さるでしょうし、役に立つかどうかは分かりませんが、私もなるべくレスします。保護者の立場で書いて下さる方もあるかも知れません。こぼせる愚痴はこぼして、子供には元気で対応できれば、それに越したことはないんですもの。


Re: ありがとうございます Lee - 2004/02/29(Sun)

お二人のお話を伺うと、障害児教育の教育行政やトップの姿勢が、私のいる県のそれとはずいぶん違うように感じます。
私がいる県では、障害児教育を担当する人は採用時から希望の一つに記入しますし、「突然させられた」という話しは多数ではないようです。
行政的に言えば、教育委員会の中に障害児教育の担当があり、養護学校の校長も先生達が専門性を持てるように指導していると思います。
特殊学級の場合はあまり知りませんが、やはり障害児教育畑を歩く先生が多いようです。
一番大きいのは、養護学校校長や管理的立場になる人が、障害児教育をやってきた人から選ばれることが多いということかも知れません。
小学校でも特殊学級を経験した人が校長になるケースがいくつかあります。
管理職がそれを理解したり、実践したことがないと、障害児教育がうまくいかないことが大きいでしょう。

もっともそれでも大変だという現場は多いことと思います。
私自身、「どうしてこうなの?」ということは多いのですが、現場の先生の中に話し合える人がいることが一番うれしいことです。
ネットでも話ができれば、それもいいですね。

もう一つ、子どもの素直な笑顔、親御さんと気持ちがつながった時の喜びも貴重ですよね。
昨日NHKで、癌で亡くなられた小学校の校長先生の実践がありました。
子どもの心を知り、安心して信頼して過ごせる学校つくりをされていました。
私もそういう教育を探っていきたいなと思いました。


悲しいです  - 2004/03/03(Wed)

4月から担任してきたのですが、今日保護者との懇談をしました。とてもきついことを言われ、最終的には担任を変えてほしいとなりました。もういいかな・・・疲れました。転任していきなり初めての特殊学級で分からなかったのです。いいわけに聞こえると思いますが、本当にどうして良いかわからなかったのです。介助員が保護者側についてしまい、至らない部分をいろいろ情報として伝えていて、悪いところだけが伝わってしまっていました。改善していこうという気持ちはあるのですが、受け入れてもらえそうになくもうだめかな。障害に対しての知識がなかったこと、特殊学級の教育課程の組み方がまずかったこと、私がだめなことはよくわかっています。知らないことは罪なのですね。子どもの成長はまってはくれないので、保護者のお怒りもわかります。ごめんなさい。でも私も一生懸命やっていたのです。学力をつけてやりたい、同年代の子どもたちと交わらせてやりたい、○学級だからしょうがないというような許され方はされたくない等やっていたのです。それが、福祉を学んできた介助員には受け入れられなくて無理強いをさせていると保護者につたえられ今日の事態になってしましました。もう無理ですよね。もう、だめかな。前担任が校内にいて聞いてみても好きにやって、あまりいうと先入観で子どもを見るから先生の目で見たことでやってみてとのことで、教えてもらえませんでした。でも保護者は自分から聞いたのか、なぜ連絡をとらないのかと疑問に思ったようです。意地悪しようと思ったのではないのでしょうけど、遠慮して言わなかっただけかなあ。もうここまできたので修復は無理なので担任を降ろされるでしょう。つかれました。読んで下さりありがとう。


Yさんへ m - 2004/03/03(Wed)

私は通級の子の介助員をしています。
介助員として胸が痛みました。
とても落胆されているゆっぴさんにどう聞こえるか分りませんが、少し話させてください。
私の学校でも今同じようなことが起こっています。特学には介助員さん一人とボランティアの方一人が付いて、2クラスで運営されています。今、担任を変えてほしいといわれているのは教職歴は長く、特学は2年目の先生です。私から見ても一生懸命やっていると思いますが、昨日ゆっぴさんと同じ事を言われたとおっしゃっていました。

 介助員さんは福祉をやっておられた・・と書いてありましたが教員の資格はあるのでしょうか?あったとしても、介助の立場は担任を助け連携をとっていくものではないかと思います。支援教育が新しく動き出し介助員の今後のあり方が問われる時だと思います。

 また、もう一人の特学の先生は特学初めての先生です。「職員歴はやはり長いのでベテランと思われがちだけど本当は何も分らなくて・・・」とおっゃっていました。普通級が長いので「ここまでなんとかできるように・・とつい力が入っちゃって、これでいいのか?」とよく悩んでおられます。でも、そこが親がに受け入れられず、先日そのクラスの保護者が校長室に行ったそうです。
 保護者の方は自分の子だけに目が行ってしまいがちです。それに、そういったお母さん達の横のつながりや情報網がさらに連帯感や発言を強いものにしていきます。大事なのは、我が子を見てくださる先生と我が子がいかに良の相互関係を結んでいくかなのに・・・。

 ゆっぴさん、元気を出してくださいね。えらそうなことを言える
立場ではありませんが、このご苦労絶対無駄にはなりません。きれいなところばかりじゃない人間関係の中で、「人を育てよう」という仕事を選んだことは、並大抵な苦労じゃないはずです。(私もまたそこに足を踏み入れたんだなぁ〜と実感している日々です。)
 応援しています。ゆっぴさんはダメではありません!!!この時期、同じような思いの先生がいるはずです。



Yさん mさん Lee - 2004/03/05(Fri)

Yさん
懇談会できびしいことをいわれたとのこと、ショックだったでしょう。
私はゆっぴさんのことは分かりませんが、書いておられる状況だとこの1年間きつい思いをなさったことでしょう。
保護者の方からもいろんな要望があったでしょうから、介助員の方との関係も含め、難しいことが多すぎたでしょうね。

これも管理的な立場にある人が人事をどのように考えているのか、どう調整をされるのかということが大きく左右すると思います。
障害児学級は一人で責任を負うことになるから、うまく調整してもらえないとつらいですよね。

しかし、うまくいかないから次の人をと、入れ替え取っ替えしても、それでうまくいくのかどうか・・?
やはりせっかくやる気のある人だったら、その人を育てていってもらわないと・・・。

Yさん、あんまり自分を責めないことです。
管理的立場の人の管理能力の欠如から、下が悩むというのは良くあることですが、それを上手にやることが管理職のしごとですから・・・。
最近は会社も含め、管理職の至らなさから、下で働く人が苦労することが多いですよね。
ストレスで病気になったりすることはありません。
担任をはずされたなら次の配属先でどうにかやられたらいいと思います。

長い職業生活の中では、自分の力を十分に出せなかったり、評価してもらえなかったりすることは多いですよ。
でも、自分を責めたり病気になったりするのは「アホらしい」
いつか自分の力を発揮できることがあると思います。
その時のためにいろんな力をつけておいて下さい。
夜の次は朝です。
睡眠は7時間とりましょう。栄養もたっぷり。
私は「お笑い映画(ビデオ)」を観ました。

mさん
ご自分のお立場からYさんを励まして頂き、ありがとうございました。
子どものためを思えば、教師と保護者が連携してやっていかなくてはいけないのでしょうが、それがぎくしゃくするというのは残念です。
そして障害児教育界がとかくそのような状況に置かれるというのは、それは個人的なレベルでなく、共通したシステムの問題かもしれませんね。


Yさんへ Lee - 2004/03/05(Fri) 22:25

前担任がそれまでのことを後任に引き継ぐことは、子どものことを理解して教育に当たるためにも、当然のことです。
特に障害児の教育の場合は・・・。
そういうことは校長に訴えてでもしていただかないといけませんよね。もしYさんが担任を変わるなら、次の方に引き継ぎをしていきましょう。

初めての経験 投稿者:Sp 投稿日:2004/02/23(Mon)
昨日、初めて講演会なるものに参加しました。

最初に診断を受けてから 約1年半。
参加できそうな講演会を探しても、見つけるものは 会員と非会員の区別があるものばかりで、肩身の狭い講演会は・・・と、ずっとPASSしてました。
「これ!」って思えるものもなかったし。。。

親の会なども3軒ほど 県内の有名どころに問い合わせましたが、以前はあそこの代表で、今はここでWEB担当で、ここの代表があっちの代表になって・・・・なんて話を聞いたら、親の会はやめておこうとも、思いました。

そんな中で、川崎医療福祉大の佐々木正美先生の講演会が、親の会に関係なく 300円で参加できる!
思わず、問い合わせて 行ってきました。

とても良かったです。
私が聞いて解釈した事や自分の子供と照らし合わせて、1ページ作ってみようと思ってます。

この会場で 県央の大学の教授が主催の『発達障害研究会』なるものを知りまして、親のしがらみもなさそうなので、早速入会してしまいました。(^^;;;;
講演会でお話をされるような方の 研究会ですので、講演会のお知らせと会報がメインで、会員限定のBBSが魅力でした。

(まだ、入会した事は パパには内緒なんですけど.....)


Re: 初めての経験 Lee - 2004/02/24(Tue)

グループなどどこに属するか、属さないかは、自分でしっかり考えたいですね。
「しがらみ」・・・
ネットのよさは広い範囲でコミュニケートできることですね。
時代も次第にそういう方向に動いていくのでしょう。

現実は 投稿者: 投稿日:2004/02/22(Sun)
Leeさんのコメントもっともです。
教育行政は特殊教育を単なる「託児所」としか考えていない面があるかもしれません。
どの教師が特殊学級を担当してもいいように、全員の教師が日頃から特殊教育の研修を受けるべきだと思います。

>保護者が特殊学級にそれなりの期待をするのはもっともでしょう
少し前に、地元の養護学校の教師と話をしました。普通学校からその養護学校へ転校してきた知的障害の子供の親の話題でしたが、「前の学校の特殊学級では字を書けるようにぜんぜんしてくれなかった。養護学校なら字を書けるようにしてくれるのでしょうね。」と言われたそうです。
障害児の保護者の多くは、障害児サークルに入り、情報交換をしています。そういうサークルでは残念ですが「学校を批判することで、保護者側を肯定する」ことも多いのです。
実際私が受け持っている親のサークルの顧問の先生は、「適切な指導を学校で受ければどの障害児もひらがなの読み書きはできるようになる」言われていたそうです。つまり「障害児の学習指導は学校がすべきもの。ひらがなの読み書きすらできないのは教師の指導力がないから」とも聞こえました。
従って、特殊学級の保護者は「特殊学級の先生なんだから、当然適切な指導をして、障害児の能力を最大限引き上げるのは当たり前」と期待してしまうのです。
しかし学校現場はその期待に応えられないのが現状なのですよ。研修も少ないし、勉強したからといってすぐ身に付くものではないし、しかも1年ごとに担当教師が変わる学校が多いし、とこんな具合なのです。


Re: 現実は Lee - 2004/02/22(Sun)

障害の程度で平仮名が読み書きできるか、数の理解がどのくらいできるかも違ってきます。
障害が重い方であれば、ことばやかずの初期段階を学ぶということになります。
「ひらがなの読み書きすら・・・」というけれど、ひらがなが読めるまでにはさまざまな力をつけることが必要です。
学校でも学びますが、家庭でも一緒に生活の中で力をつけることが大切ですよね。

国の中でも、県によって障害児教育に対する姿勢が様々のようです。
文化や教育の豊かさは、一番弱いと言われる人へどのように行われているかに表れるそうです。
子ども、保護者、教員が意欲的に学び、取り組めるようにしていきたいですね。

特殊の保護者は難しい  投稿日:2004/02/21(Sat) 09:46
特殊学級を担当していて、一番思ったのは、
保護者の教師への期待がすごく大きいということです。
特殊学級を担当するのだから当然それなりの知識を持っていると勘違いされてしまいました。
ただ私の勤務校の教師間では特殊の教師はいわゆる左遷組であり、誰もやりたがりません。今年度現任校に赴任してきたばかりで、わけのわからないまま特殊を担当していました。
障害児の知識なんてまったくないのに、ダウンやLDや自閉の
子供への教育的な成果を要求されたのには驚きました。
でも一般の学校の特殊は多かれ少なかれこれが現状かなとも思います。私としては特殊学級が託児所的になってしまうことだけは避けたかったですね。

最後になりますが、現役教師の情報交換や愚痴のこぼしあいの場としてこの掲示板が活用できればうれしいですね。


Re: 特殊の保護者は難しい Lee - 2004/02/21(Sat) 11:22

「特殊の保護者は難しい」といういい方は誤解を与えるかも知れませんよ。
保護者が特殊学級にそれなりの期待をするのはもっともでしょう。
ただ、行政、ひいては学校がそれに応えられているのか?

>特殊の教師はいわゆる左遷組であり、誰もやりたがりません。今年度現任校に赴任してきたばかりで、わけのわからないまま特殊を担当していました。<
・・・では、専門的な力をつけずに来た教育行政の責任もありますね。

障害児教育もやり始めるととても魅力的です。私も以前は通常の中学校にいましたが・・・。
教員は生涯勉強です。もちろん他のしごともでしょうが・・・。
長期の休みなどに認定講習を受けるなどして専門的な勉強をしたり資格を得るのも大切です。

そして実践の場は自分の学びの場、子どもが教えてくれるという気持ちでやっていきたい。
保護者も実践をやるうちにそれを理解し、共に支援できるようになるといいですね。

そこには学校のトップの姿勢も大切です。
学校の管理職が、子どもの側にたった教師の実践を応援してくれる学校であればすばらしい教育ができるでしょうね。

この掲示板が愚痴をこぼし合いながら、勉強したり励ましたりできるきっかけになればうれしいです。
教員生活30数年、現在も担任をしながら子ども達から教えられている身ですので・・・。


Re: 特殊の保護者は  - 2004/02/24(Tue) 05:27

 というよりも、保護者は全般に難しいのではないのでしょうか。
 私(学校司書)の目から見ても、担任から見ても、どう考えても障害児学級に行ってその子にあった支援を受けるか、通級に通った方がよいと思えるお子さんでも、がんとして普通学級にこだわる親御さんはいらっしゃいます。低学年のうちはそれでよくても、学年が上がるにつれ、まったくわからない学習の中にいることは、本人もつらいだろうし、良くない状態なのに……
 勤務校は障害児学級、通級両方あって通うのに困るわけでもないのに、普通学級にこだわられるのです。親の見栄や偏見があって、世間体を気にするところはまだまだ多いですね。ただ、本人のため、という思いがないわけでなく、客観的に吹っ切れないでいるのだろうと察しますが。難しいです。度合いにも寄るんだと思いますが、自閉症の親御さんは、小学校に上がるまでには、そう言う面ではすでに腹を括ってきておられるな、とも感じました。
 でも、そうですね。親はいつまでも生きていられないので、最低限読み書きと、人並みとまでは行かなくても、大人になった時、軽い援助で自立していけるような社会的スキルなどを身に付ける事は、学校にいる間に少しでも……という期待はされておられます。当然だと思います。
 自分も人の子の親で、そこの所の気持ちは理解できます。
 どの子供も好きというのもありますが、その保護者の方達の気持ちも分かるので、斜め横の関わりなんですが、なるべく自覚的に支援に関わっています。
 担当される先生の問題は、確かに必ずしも障害を持った子どもさんに専門知識がなく担当させられる、といった格好になる事もありますね。 でも逆に自覚的に、その畑を歩まれる方も一方ではおられます。学校間の枠を越えた研修会などがあれば、そういう方をつかまえていろいろ訊きながらされてはどうでしょう。また、校内研修等で他の先生と障害児学級の情報を共有できるような体制だといいんですが、どうですか? 普通学級との交流教育は、どうでしょう。
 担当者の先生はいつも、とても悩み、苦労していると、ハタから見て感じます。担当者の先生にも支援が必要です。そういう体制が校内に有ればいいんですが、なければ担当者外にも味方を作り、ジワジワ変えて行っては…… もっとも一朝一夕には行きません。私の学校では、自覚的にこの畑を歩んでいる先生が転任してこられて中心になって動かれましたし、私も協力しましたが2年かかりました。その先生曰く、
 「別世界だと思っている先生がほとんどなんだから、橋渡し役がいるんだよ。そう思って自分はこの畑を選んだ。橋渡し役がいらない状態ならいいんだけど、そうじゃないからね。」
ということでした。
 私は、学校の中で働くまで、障害児学級の先生の実態を知りませんでしたけれど、ほんとにふつうの教員免許と場合によっては辞令一本によって担当されるんですよねぇ。自分で志願される方以外は、そうなんですね。驚きました。だから大変、というのはよく理解します。
 私は学校司書で、直接担当ではないんですが、それだけに同じ距離で何年も関わりを積み重ねますし、障害児学級、通級のある学校にいます。そこで始めて接した障害児達には、やはり苦労して関わりを持ちました。気持ちはとてもよく分かるので、愚痴なども共有したいです。
 また、書き込みをしていただいたら、一緒に考えていけるといいなと思います。その時は過激な感想でも、言葉に出して愚痴るのは大事です。精神的に元気でないと、笑顔で子供に接することができなくなりますものね。