Leeの特別支援教育
日記バックナンバートップ

2000年4月

2000年4月30日(日)  「レディ・ジョーカー」高村薫   明日から校内合宿          
  
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今日は雨。出かける計画の人にはあいにくの雨です。午前中いつもしない寝具の片づけなどをして、後は読書。

「レディ・ジョーカー」は長編で、複雑。人の名前など途中で分からなくなる。この小説は被差別部落の就職差別に端を発し、社長誘拐、大金の要求と事件が起こる。そこに、警察、新聞記者などが動く。総会屋や株取引のことなども混じり、私の単純な頭では理解できないことが多い。しかしおもしろい。わたしの平々凡々の生活では想像もつかないことが出てくるからでしょうか。
高村さんの頭ってすごい。そして知識も。ようやく下巻が終わった。

さて、明日あさってと校内合宿なのです。家の学校には「すずかけの家」という宿泊施設があり、そこに泊まります。
今から服や寝具を準備しましょう。
食事の食料品購入に生徒と行くことになるので、晴れてくれるといいですが・・・。
2000年4月29日(土)  「レディ・ジョーカー」高村薫  ビデオ「グッドナイト・ムーン」        
  
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連休ですが、私には読書とビデオの日々になりそうです。もっとも、新聞で読んだが、最近連休にどこかに行くのでなく、パソコンなど家で過ごす人が多くなったそうだ。
初日の今日は午前中は掃除、洗濯をしてすっきりした。また、今日はNHKで、デジタルフェスティバルがあっていて、長時間興味ある企画が続いた。
さて、読書は・・・。

「レディ・ジョーカー」高村薫
高村さんは男性的な作風で、本格的なミステリーを書いています。この本は上下2巻。細部にわたって書き込んだものですが、気のせく私は細部は読み飛ばす。
レディ・ジョーカーとは障害を持つ娘のこと。競馬をするヨウちゃんの娘。競馬仲間の5人が、ビール会社を脅迫して大金を取ることを計画する。今、3分の1ほど読んだ。グリコ社長の事件などに似ていそう。

夜はビデオ
「グッドナイト・ムーン」原題はステップマムつまり継母
ジュリア・ロバーツとスーザン・サランドン。夫と別れたスーザンは息子と娘を育てている。元、夫にはジュリア扮する若い恋人がいる。子どもは元、夫のところにも会いに行き、将来母となるジュリアとも次第に仲良くなっていく。ジュリアとスーザンは反目しあうが、やがてスーザンはガンであることが分かり・・・。
かわいくコケティッシュなジュリアと、まじめな本格派スーザンの競演で、女同士の対立と共感を描いている。なかなか良い映画で、また涙涙でした。
2000年4月28日(金)   「学校V」   We are the world             (アクセス4713) 

今まで山田監督の「学校V」を観ていました。なかなかよかったです。自閉症の息子のこと、彼との接し方などを、あたたかいまなざしで描いています。前の「学校U」は生徒と一緒に観ました。知的障害がある生徒と一緒に観るのはどんなものかとも思いましたが、生徒はすなおな感想を書いていました。「ハイスクールニュース4号」にのせています。
次の「学校W」は不登校の子どもがテーマだそうです。これも観よう。

通勤途中にラジオかカセットテープを聴くが、ここ数日We are the worldを聴いている。元気が出る曲です。マイケル・ジャクソンら有名なシンガー達が一緒に歌っている。それぞれの歌手が個性的な歌い方をしている。前の病弱の養護学校で生徒と一緒に歌ったものです。
2000年4月27日(木)    コンピュータより俳句や絵   ハードパワー、ソフトパワー            
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午前中は合宿の調理の試作としてスパゲッティを作った。午後は国語・数学の班分けの授業をしたあと、3名の生徒と授業をした。放課後は家庭訪問に1件。さあ、あと明日頑張れば連休だ!

今日も、新聞記事から・・・。
4月24日付け朝日新聞より
ソニー社長 出井伸之氏
「新世紀を語る」という企画の中で、出井さんはデジタル革命やソニーがこれからどうしていくのかについて語っている。また、分社化のこと、銀行も兼ねること、業界の垣根が無くなること、などについても述べている。
その中でおもしろかったのは
ーコンピュータとつきあうのはつかれますねー
「まだ機械に能力が足りないからです。無理に機械に追いつこうとせず、自分の好きなこと例えば、俳句や絵や音楽などをやっていたほうがいい。そのうち機械の方が追いつきます。」

ここでも、大切なのはハードよりもソフトだと言っている。

ハードとソフトと言えば、このような言葉も・・・。
4月25日付け朝日新聞より
米国ブルッキングス研究所 須川清司氏
ハードパワー、ソフトパワーという言葉が言われているそうだ。
軍事力や経済制裁を通して行使される「ハードパワー」に対して、強制によらず、魅力によって何かを成し遂げる能力のことを「ソフトパワー」と言うそうだ。文化や法律、会計制度などがこれに当たるという。
例を挙げて、台湾の選挙は民主主義国家として大いに魅力を増した。一方日本はその透明性と説明責任の欠如で、魅力が大幅に下がったそうだ。
魅力という言葉は、出井氏の話とも重なるような気がする。
2000年4月26日(水)    基本ソフト開発者リーナス・トーバルズ氏「公開が社会変える」         
(アクセス4672) 

今日は学校のことでなく、新聞記事から・・・。
4月25日付け朝日新聞より
基本ソフト開発者リーナス・トーバルズ氏「公開が社会変える」
独占禁止法に問われているマイクロソフトの「帝国」と戦う「自由の戦士」といわれているそうだ。今月始めにマイクロソフト社は独禁法に違反していると認定する判決が出た。マイクロソフト社と言えば、わたしも「ウインドウズ」を使っているから身近に感じるが、何しろ「一人勝ち」状態なのでしょう。
それに対して、この人の「リナックス」はプログラムの設計図を無料公開しているそうだ。それによって多くの人が改良や発展に関わってくれ、より安くソフトが作れる。お金を儲けるのが目標でなく、情報を公開し、自由な意見をまじわすことで、大いに発展できるから、ということだ。
そして、イナターネットの未来は「利用者にとって、技術という言葉が無くなる。誰でもが使えれば、技術だと思う人はいない。車の運転と同じようになる」とのこと。
いいことです。
コンピュータを使えるから立派なのでなく、何を発信するかが問われなければならないと思う。
車に乗るのは便利だからであって、それが偉いわけではない。
コンピュータは手段です。目標ではない。
教育界もコンピュータを使える人だけが幅を利かすのでは危険だと思う。コンピュータも大事だが、誰もが使えるような時代になる。それプラスアルファ、とか個性を持ったものも育てたがいい。
教育についてはまた、次のように・・・。
「日本の学校は厳しい教育で知られていますが、創造性を得させるのは難しいでしょう」
2000年4月25日(火)    チャレンジ学習とは         
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生活単元学習では「校内合宿をしよう」が始まった。今日は夕食のメニュー決めをした。
午後は、保護者も交え、「チャレンジ学習」の候補グループの紹介。私が進行役。8つのグループの紹介をそれぞれの先生がした。
1 コンピュータ
2 自転車
3 身近な英語
4 楽しい工作
5 器楽
6 ローラーブレード
7 ゴルフ
8 sing & dance(シング&ダンス)
どの先生も芸達者でみんな喜んだり大笑いしたりで盛り上がった。私は8番の紹介をする。昨日書いたようにミラーボールまで用意してディスコの雰囲気で生徒はモーニング娘の曲に盛り上がった。もっとも私は曲も踊りもついていけない。
第3希望まで書いて出してもらうことになっている。

さてこのチャレンジ学習とは・・・。昨年まで選択学習と呼んでいました。数年前からやっている。今年は「総合的な学習」として行っている。
よく「クラブ活動」とどう違うんですか、と聞かれる。「うーん、むつかしい」
新しい学習指導要領の英語やコンピュータを取り入れ、総合的な学習の形も取り入れた結果、このようになった。
養護学校には生活単元学習や作業学習があり、これらは合科統合されており、かなり「総合的な学習」に近いものである。そこに持ってきてまた総合的な学習を取り入れるというのは、むつかしいものです。
ただ、総合的な学習のポイントである、主体性や意欲を大切にする、ということは心がけていきたいと思います。
2000年4月24日(月)    明日はディスコ   お嫁さん自慢      
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家庭訪問も終わり、今週から平常の日課となった。年度始めの仕事もあり、先生達にはハードな一週間だが、ゴールデンウィークを楽しみにがんばろう!
明日は学部懇談会があり、午後チャレンジ学習の各グループのデモンストレーションを行う。私が進行なので今日準備をする。私はsing & danceグループを紹介する。今までにいた先生達が準備をしてくれたが、何とミラーボールと照明付きで、まるでディスコの雰囲気にしてくれた。この中で踊るとは、さすがの私も自信がない。

さて、今日は「お嫁さん自慢」をしよう。
長男のお嫁さんのスラちゃん(すらっとしているから)は、実に良くできたお嫁さん。
先日長男が帰ってきたのだが、おみやげにスラちゃんが作ったカレンダーを持ってきてくれた。
コンピュータで作るカレンダーですよ。上に孫の写真があり、下に5月6月のカレンダーがついている。専用紙を使っているのできれいです。孫のかわいい表情を見ると、つい笑顔になる。
スラちゃんはこれを作って、2つの実家と、それになんとおじいちゃん、おばあちゃんのところまで送る。計何軒に送るのだろう。そして、みんなの誕生日などへの手紙や電話をまめにする。
そういうことに私はとんと不精者。この出来損ないの私のところのお嫁さんがこんなに気が利いているから、その違いが際だつ。
だれもが「ほんと〜にいいお嫁さん! あんたのところにどうしてこんなにいいお嫁さんが来たんだろうね。」という。やはり、息子は母親の姿を見て相手を選んだのでしょう。これもかしこい息子に育てたわたしがえらいということか。
2000年4月23日(日)    息子が帰ってくる。 パソコンを軽くしました。         
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ここ数日日記をさぼった。
昨日、関西に住む息子が、同僚の結婚式参加のため帰ってきた。夜、コンピュータをみてくれた。最近具合が良くない。インターネットとアウトルックエクスプレスを一緒に出すとフリーズしたりする。息子はその原因をいくつか挙げた。
・デスクトップの画面の背景画が重すぎる。私はあるCD-ROMからかっこいい旅情溢れる画面をとっていたが、それが重すぎた。単純な桜の花にかえました。
・よけいなソフトをインストールしている。使ったこともない物は捨てました。
・最適化をして掃除した。買ってから一度もやっていなかった。
そうしたら、ずいぶん軽くなりました。やはり、掃除もせずに何でもため込むといけませんね。

昨夜衛星放送で「マネーワールド」という番組が始まった。その中で日本のデジタル家電の話があった。デジタル家電に使うシステムLSIというのは世界のシェアの80パーセントを日本が占めている。世界に買ってもらうために値段を安くしたり、各国で使えるようにしている。息子もこういう仕事に関わっているので、興味を持って観た。そして、コンピュータでは日本は負けているけれど、こういう分野では進んでいるということで、まだまだやれるとうれしくなった。
しかし、息子達は遅くまで働いている。疲れたと言いながらも、今日朝早く仕事にために帰っていった。
デジタルの分野で若い人たちが頑張ってもらわなければいけないけれど、体をこわさないようにしてね。
2000年4月20日(木)     中学部では歌って踊って         
(アクセス4552) 

本年度、学部が変わり中学部となったが、担当することが今までとずいぶん変わった。
 
まず班別作業は木工・革工班で革工をすることができるが、時間的にはそう多くはない。チャレンジ学習(今まで選択学習と呼んでいた)では、英語にしろコンピュータにしろ、今までやっていた先生がいるので、私はリトミック的なものをする班になるかも知れない。その名もsing & danceとつける。
国語数学では比較的習熟度の高いグループを担当。
「朝の運動」ということで、毎朝ダンスやサーキット・トレーニングがある。数回一人の女の子と回ったら、女の子はびゅんびゅん走るので、私はひーひー言ってついて回った。また、ダンスもまじめにジャンプしたりしたのはいいが、ここ数日ひざが痛い。
全く、おばさん(おばあさん?)には強烈です。コンピュータばっかししていたので、体がなまっている。
そこで、今日からは走らない係りをすることになった。適材適所です。
これに、夏になったら水泳がある。体を磨かねば・・・。(磨いてもどうにもならん!)

それにしても、養護学校の先生ほどなんでもできる、あるいは何でもしなくてはならない職は少ないだろう。
作業(木工、陶芸等)、運動、ダンス、水泳、音楽、美術、コンピュータ、農作業、調理などなど・・・。
体も使えば頭も使う。現場実習ともなれば、いろんな会社に行く。
年をとると運動面は厳しいが、色んなことができるので全人的に成長するともいえる。(成長してる?)
ま、sing & danceのグループで、踊ったり歌ったりしましょう。これからはテレビで若い人向きの音楽番組を観なくてはなるまい。

給食が終わった食堂に、高等部の以前の生徒達が会いに来た。「先生、戻っておいでよ」などとうれしいことを言う。
一方、新しく担任している生徒と、早く親しくならなければと思う。教師は子どもとの関わりをなくしてはいけないですよね。
2000年4月19日(水)  Aタイプ人間,反省する       
(アクセス4539) 
テレビでタイプAのことを言っていた。多分aggressive(攻撃的な)とかのAだろう。
心筋梗塞などになりやすいタイプということで、その特徴が挙げられた。全部は覚えていないが
・明日すればいいことを今日してしまう。
・完全にしないと気が済まない。(この点は、ずいぶんルーズでわたしには当てはまらないが・・・)
・気が強い。
・いらいらしている。
・寝るのを惜しんでもやってしまう。
・負けず嫌いで勝とうとする。
・・・のような10の特徴があった。
私もかなり当てはまるではないか・・・。

というのは3月までのお話。今年はかなり意識してゆったりするように性格改造、いやそこまでいかなくても行動の改革を試みている。
ここ数年の嵐のようなあわただしさで、せかせかいらいらしないと仕事がこなせなかった。しかしここで普通の生活をして「ゆとり」を取り戻したい。
日本ではとかく「がんばる」ことが美徳のように言われ、自分たちも自分の首をしめるようなことをしがちである。
このHPを毎日更新するのを義務のように思うのも、Aタイプらしい感じがする。
しかし、病気になったら何にもならない。せかせかして死に急ぐこともない。
そこで、ここ数週間はビデオを観たり、読書をしたり、散歩をしたりしている。考えれば当たり前の生活だけど、こんなにゆっくりしていいのかな〜、と罪悪感を持つのも,Aタイプの特徴でしょうね。
「今年はゆっくりするぞ〜!!」
2000年4月18日(火)  ビデオ「モンタナの風に抱かれて」       (アクセス4525) 
昨日は日記を書かなかった。ビデオに夢中で、途中で止められなかった。
「モンタナの風に抱かれて」ロバート・レッドフォード主演監督。
(Leeのミニ・シアターへ)

1週間5本というビデオを借りると、毎日ビデオでうれしいような困ったような。そこで今度はビデオを借りず、本にしました。
2000年4月16日(日)  女性知事誕生       (アクセス4491) 
今日はここ熊本では知事選挙の日です。御存知かも知れませんが前福島知事が亡くなり、女性副知事の潮谷さんが立候補、2人と男性候補と戦う選挙です。投票率も非常に高かったようです。
結果は潮谷さんが勝ち、大阪に次ぐ2人目の女性知事になりました。
先ほど、出口調査の結果をテレビが伝えましたが、おもしろいことに自民等公認ですが、自民党支持でも彼女に入れない人も多いし、民主党支持者で彼女に入れた人も多い。
つまり、政党により判断すると言うより、女性が多く潮谷さんに入れたというところのような気がする。
また、参議院補欠選挙でも、女性候補が善戦している。

国の政治が密室政治で、人々の思いが遠く及ばなくなった気持ちが、女性を選ぶという行動につながっているのでは・・・。

本を借りてきた。中でもおもしろいのは、田中真紀子さんについての本。
総理大臣になって欲しい人、という話になると彼女が一番になるそうだ。
それをマスコミは隠すそうだ。この本がどのくらい信じられるかは分からないが、彼女が1番になるというのは、そうかも知れないと思う。
だって、現在の政治はあまりに男だけのもので、嫌気がさして女性に託そうとする人は多いだろうから。
反動、揺り戻しです。これから女性が進出してくるし、そうならなければだめでしょう。

しかし、試されるのはそれからで、潮谷さんもこれからが大変だと思います。保守色の強い熊本、苦労も多いと思います。財政的にも苦しいし・・・。

しかし、やはり世の中変わっているんだなと思います。
2000年4月15日(土)  お好み焼き作り  ビデオ「愛と哀しみの果て」       (アクセス4462) 
土曜日に学活があるときには調理びよりです。お好み焼きを作る。最初に作り方などを時間をかけて説明していたら、時間が足りなくなってあわてた。昨日試作しただけ味はまあまあだった。生徒達はキャベツや肉、エビを切ったり、混ぜたり洗ったりと、けっこうよく仕事をしました。

帰りがけにカー用品の店で塗料を買う。何とこの前買ったばかりの新車にもう傷が付いた。先日の朝、通勤時にラッシュの交差点であわててバス路線に入り、バスが後ろでブーブーいうし、よけたら私の車をこすって行ったのだ。こちらが悪いから文句も言えない。
塗料を縫ってごまかした。私のようなおっちょこちょいは新車を買ってもしょうがない。

今日のビデオは「愛と哀しみの果て」。「愛と・・・・の・・・」という題はたくさんあり、これだけ聞いても分かりませんね。
ロバート・レッドフォードとメリル・ストリープ主演で、原題はOUT OF AFRIKAという。
アフリカの景色や人々の暮らしが美しく撮られている。メリルが2人の男に頼りたいけれど頼れず、次第に強くなり、自分で人々の力になるようなことをしていく様子はおもしろい。しかし、白人からの視点であり、アフリカの人々からみればどうなるのかは分からない。
先進国や強い国から発展途上国を描くのは難しいものでしょう。
ロバート・レッドフォードとメリル・ストリープはやはりうまい。今回借りた5本の中にレッドフォードものが3本もあった。別に好きなわけではないがそれだけたくさんの名画に出ているのでしょうね。2人とも年をとっても輝く名優です。

それにしても、毎回毎回ビデオの紹介ですね。すみません。2年ぶりにビデオ漬けになったもので・・・。
2000年4月14日(金)  立田山登り。  ビデオ「恋愛小説家」       (アクセス4449) 
身体測定の後は生活単元学習を学級ですることになる。
あんまり良い天気なので、そばの立田山に登ることにする。生徒達は皆元気に歩く。体が丈夫でないと思っていた女の生徒も、とても元気に山に登った。森林浴はできるし眺めはよいし・・・。時には山登りもいいものです。午後からコンピュータ室で、生徒がどのくらいコンピュータニ慣れているかみた。

放課後は革の道具を整え、ペンケースの試作をする。模様をよりいいものにしたい。教室に道具を一式置いたから今日から教材研究ができる。
明日は学級で調理をすることにした。お好み焼きだ。今日の夕食は試作としてお好み焼きとなった。

夜はまたビデオ。「恋愛小説家」。ちょっと変わり者で潔癖性の小説家にジャック・ニコルソン。思ったことをずけずけ言うウェイトレスが気になる存在になるが、突っ張ってなかなか素直になれず・・・。
出演の犬がかわいいし、演技が人間並み。あんなに演技のうまい犬ってどのようにして見つけるのか?
2000年4月13日(木)  生徒のことが少しずつ分かってくる.。ビデオ City of angels。       (アクセス4433) 
担任する生徒のことがかなり分かってきた。何が得意か、どういうときにはどのようにするか、など少しずつ・・・。
生徒も、自分のことを理解してもらうと、安定してくるようだ。
今日は新1年生の歓迎会で、午前中は会場作りをした。汚れていた部屋を片づけたり、花を折って飾りつけたりする。
それぞれの生徒に得意な仕事をしてもらう。机等の重い物の運搬が上手な生徒、花を広げることができる生徒と、得意なことは熱心にする。
放課後は学級便りを作り、印刷する。カラーコピー機が入ったので、1枚をカラープリントして後はコピーしよう。便利になった。

夜のビデオはcity of angels。メグ・ライアンです。男の妖精が人間に恋をして、人間になる、という話。このような話はぴんとこない。メグはかわいくてチャーミングだけど・・・。
ところで、ビデオはほとんど字幕版です。一応、英語の勉強もかねている。聞き取りには役に立つだろう。
2000年4月12日(火)  ジム・キャリーの「トゥルーマンショー」   
    (アクセス4316) 
世の中は小渕さんから森さんへとバトンタッチに伴い、タッチの仕方におかしなところがあるとか、石原知事の発言に波紋が広がったりと、騒々しい。
何でも眉につばを付けて見聞きしなければいけないってさみしいことが多い。
うそと真実と言えば、今日のビデオは・・・。

この1週間はビデオづけになりそう。というのは1週間5本で1000円のビデオを借りてきた。
まず、大いに笑おうというのでジム・キャリーの「トゥルーマンショー」
ところがこれは喜劇ではなく、深刻な劇であった。

ジムキャリー扮するトゥルーマンは生保会社の社員。彼女とくらし平和な生活。
しかし、実はその生活は全て「やらせ」
かれが生まれたときからの様子を24時間テレビショーとして放映しているのだ。ある島を巨大なセットにして、島の住人も全てキャスト。トゥルーマンだけはそのことを知らない。シルビアという女性だけが、それを彼に教えようとする。

観ていて、周囲が自分と敵対する状況になったら、こういう恐ろしいことになるのかと思う。
例えば、痴呆という人たちはこういう感じかもしれない。
また、仕事の場でも、ノイローゼになりそうだったら周囲が全て敵と感じるだろう。
そして、自分が間違っているのかと思い、多勢に無勢で自分を責めたりして、周囲に合わせてしまう。
この映画では、周囲が全て作り物で、トゥルーマンだけが本物ということになっている。

観ていて、現状のあれこれに重ね合わせると、考えさせる映画だった。
2000年4月11日(火)  新学期は落ち着かない。   旅行はしない、昔の旅行をHPに・・・。   
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担任したクラスの生徒で、新しい環境にとまどっている生徒がいる。最近家も引っ越ししたということだから、なおさら落ち着かないでしょう。言葉では十分に言い表せないので体で訴えますが、こちらがまだ的確に受け止められないので、落ち着かない気分になるのでしょう。早く、生徒の気持ちをつかみ、状況や環境を整えられるようにしたいと思います。
新学期は生徒も教師も手探り状態です。

新学期でばたばたしていると、テレビでは「大型連休です」と言っている。わたしは連休ってどこかに旅行しようかという気分にはならない。なぜなら、一般の会社は9連休や7連休と言うが、学校はせいぜい3日つながっているだけで、飛び石だから・・・。
予約もしていないし、連休中はチケットも高い。
だんなが長男のところに孫の顔を見に行こうというが、ぐずぐずしていると飛行機の予約もできないうちに連休が来てしまうのです。

2泊とか3泊で旅行をするには、予約がいるし、観光はしたいが疲れるし。
ビデオを観るか、本を読んどこうということになる。
つまらないものです。

旅行といえば、私にとっての大旅行「イギリス1ヶ月旅行」というのがあります。
5年前のことですが、今HPにしておかないとどんどん古くなるし、わたしは年をとって顔は変わるし、記憶力もなくなるだろうし・・・、ということで、HPにしようと思っています。
写真はもちろんプリントのものですからスキャナーでファイルにして・・・。この夏くらいまでにいたしましょう。


2000年4月10日(月)  始業式。  さて、この1年間何をしましょうか。   
    (アクセス4286) 
さあ、12年度が始まりました。就任式、始業式がありました。中学部2年の生徒達は教室にいる新しい担任にびっくり。「よろしくね」と握手。そして体育館で、以前受け持っていた生徒達が、「先生」と手を振ってくれる。生徒達は私が高等部から離れたことを「残念」と思ったり「よかった」と思ったりしているだろうが、そこは高等部、さらりと別れられます。このように色々な人との出会いと別れを経験して、人生を学んでいくのですから。

中学部は久しぶりなので、かわいらしい女の子とはつい「孫」にでも接するようにしてしまいます。年をとると子どもへの接し方に力が抜けますね。それが良くもあるし、悪くもあるのでしょうが・・・。色々なタイプや年齢の先生に出会った方がいいのかも知れません。

放課後は会議。年間計画について。
さて、新たな年度が始まった。私はこの中学部で何をして行こうか。慌ただしい新学期の仕事をしながら考えています。
日々の担任としての仕事や、各行事をこなしていくだけでなく、「この1年でこれを勉強しよう、実践しよう」という自分なりの目標を探したいと思っています。
2000年4月9日(日)  春休み最終日は湖へ散歩   
    (アクセス4266) 
春休み最後の一日。天気は最高。やはり散歩です。
今日は画図湖(えずこ)へ。お弁当とお茶をもち、とちゅうでビールを買う。
4,50分歩くと湖へ着く。この湖は阿蘇山からのわき水がたまってできている。昔はこんこんと湧いていたようだが、今は湧き水が減り、水位が低くなって、関係者を悩ませている。
熊本は水に恵まれていて、水道水は地下水なのです。蛇口から名水が出てくるようなものです。水と空気がおいしいというのは、そこにいては分からないけど、よそに行くと実感できるありがたい恵みです。
湖にはその清流の中に色々な生物や植物がいて、ちょっとみただけでも、クレソンや芹がある。子ども達はエビや魚を捕まえている。
湖そばの草原では、家族連れなどが休日を楽しんでいる。
お弁当を食べる人、もう葉桜になっているけど花見をする人、水の中で遊ぶ人、ボートに乗る人、そして楽器を弾いている人がいました。
オカリナらしいものを、男の人が弾いている。昔の歌から童謡、そしてドリカムやG線上のアリアまで弾いている。生演奏つきでだんなと食事をする。水と花と鳥と空気と青空。こんな贅沢はありませんね。
満足したら眠たくなり、二人で草の上にごろりと寝る。
しばらくして帰りました。だんながつけていた万歩計では12000歩歩いていました。運動にはなったでしょうが、それ以上にビールとごちそうを食べるので、春休みは太り気味の私です。

さあ、春休みは思いっきりゆっくりした。明日からいよいよ生徒と一緒の生活です。緊張のためか、いつもはこの日記を10:30頃から書くのに、今日は8:00から書いています。
ところでこう書きながら、昔なら日記を「書く」でよかったけれど、コンピュータでは「打つ」でしょうか? 「入力する」では大げさだし・・・。悩みますけれど、「書く」と書きます。
2000年4月8日(金)  部屋の模様替え。  「ビューティフル・ライフ」の結婚式。 
    (アクセス4249) 
先日注文していた冷蔵庫が来た。冷蔵庫と言うより温蔵庫と言ったがいいような今までのものを空にして持っていってもらい、新しいのを置く。しばらくしてスイッチを入れると、冷えますよ。これが冷蔵庫なのだ!とうれしくなった。
十数年前のものとは違いますね〜。そして省エネだから電気代も安くなるはず。

冷蔵庫を置くために、部屋を片づけたら、春の光の中、家の汚れが気になり、つい大掃除になった。古いソファーベッドは捨て、部屋の模様替え。エスカレートして床拭き、窓拭き。絵を掛け替えたり写真たてをふいたり・・・。すっきりしたけど、少々くたびれた。

ところで、NHKの朝のドラマがおもしろい。内舘牧子さんの原作で、主人公は結婚せずに子供を産み、育てる。深刻になりそうな話だが、内舘流に明るくユーモラスに進んでいく。今日は頑固な父親役の伊東四郎が、こっそり別れに姿を見せる場面。はまり役ですね。涙が出ました。だんなも泣いたそうで、年をとると涙もろくなって困ります。
それにしても、未婚の母を明るく前向きに、軽やかに描き、今までの常識を変えていくなんて、脚本家ってすごい力を持っていますね。
「ビューティフル・ライフ」の脚本家にしろ、女性の作家が時代を新しくしています。

「ビューティフル・ライフ」といえば、今日だんなはある方の結婚式に行って来た。新郎は車椅子に乗った方。とてもいい方で熱心に勉強されたり、活動したりされている。新婦と福祉関係で知り合われたらしい。今日は手作りの結婚式で大勢の方の祝福を受けられたそうだ。気持ちのいい話です。
2000年4月7日(金)  教科書の係。  歓迎会はいいものです。 
    (アクセス4213) 
分掌部会では私は教務部。今日、さっそく教科書を分けたり、書類を準備したりする。何回しても、この仕事は苦手だが、きちんとしなくてはいけない仕事なので努力します。
教科書も最近は組み立てられるのや、音が出るのが出てきて、バラエティーに富んでいる。本の中に電子音のピアノ(のようなもの)がついているのがある。思わず「さいた、さいた」などとひいてしまう。もっとも私は楽器はできません。

夜は歓迎会。
10名の先生方を迎え、花束贈呈、挨拶の後、乾杯。こういうときにはおいしい料理をぱくつく。途中から先生方と話して回る。
掲示板にも書いたけれど、学校って移動があるところがいいですね。新しい人が来て、新たな気分でやっていくことができる。また、その学校を移りたくなったら、3年いれば異動希望が出せる。
何にしても、4月に新たな気分でスタートするのはいいものです。
2000年4月6日(木)  熊本城で花見   ビデオ「YOU’VE GOT MAIL」 
    (アクセス4292) 
夕方、熊本城に花見に行った。花はもう散り始めている。しかし、いつもは男性的なお城の姿の中に、婉然とした桜が満開。
だんなと持っていったお弁当とビールで宴会。
このお城で花見をするのは初めてですが、いいものでした。

今日もビデオ。YOU’VE GOT MAILです。インターネットがはしりの頃、この映画でメールがはやりました。私は今頃観ています。
昨日のビデオ「隣人は静かに笑う」とちがい、ハッピーエンドが約束されているから、ゆっくりみられました。この映画の中に出てくる「高慢と偏見」は私が卒業論文で取り上げた小説なのでおもしろかった。
メールで知り合った人と結ばれるなんて、ロマンチックでしょうが、今の世の中ではちょっとぶっそうでしょうね。
メグ・ライアンとトム・ハンクスはいつものように手慣れてうまいものですが、やはり年ですね。フレッシュとはいかない。
明日は会議と歓迎会。来週からいよいよ新学期のスタートです。

2000年4月5日(水)  あなたはどっちの片づけ方?   ビデオ「隣人は静かに笑う」 
    (アクセス4275) 
今日、明日は会議もなく、ゆっくり片づけなどをする。雑然としていた教室が次第に整ってくる。
片づけには一般的に2つのやり方がありますね。色んな物を大切に持っている人と、さっさと捨てて、整理する人。
私は部屋はすっきりしている方がいいが、資料や革工芸の道具などをたくさん抱えている。また、文具もなかなか捨てられない。消しゴムやペン、国語、英語などのプリントなどを、いつか使うだろうとしっかり持っている。それらを教室をかわるたびに持ち歩く。そしてほとんど使うことはない。思いっきり捨てようかと思っても、また机に入れてしまう。
ああ、誰かが知らないうちに、きれいさっぱりと捨ててくれたらどんなにいいだろうか。ついでに家のタンスの服類も・・・。

息子は無事旅出った。青春18切符を使い、今夜は長男宅に泊まるそうだ。
そこで、夫婦2人の生活となり、気分がゆったりとして、ビデオを借りてきた。今夜観たのは「隣人は静かに笑う」。「ショーシャンクの空に」のティム・ロビンスが出ている。今度はテロを計画する悪役。結構はらはら、どきどきした。テロを考える人々やカルト集団などがそばにいる怖さを描いている。
これからまた、ビデオ三昧の日々が続きそう。
2000年4月4日(火)  学部会  息子の出発   VHSのVTRを開発した人々 
    (アクセス4255) 
学部会で年間計画や当面の日程、そして係り決め。中学部であれば、生活単元学習が主になる。
私は知的障害養護学校では中学部は3、4年経験したが、後は高等部であった。
作業学習は期間的には長くはない。昨年度までは木工、陶工、ステンシル班であったが、今年は木工・革工班、陶工、ステンシル班となった。
中学部の生徒と一緒に革工芸をやっていきたい。

明日、朝早く、次男が新潟県に行く。今日は荷物を送っていた。次男は大学、社会人と外で暮らし、今度で3度目の一人暮らしである。もうりっぱな大人であるが、親とすれば、いつまでも気になる。がんばってくれると思う。

今、NHKでVHSのVTRを開発した人たちの話があっている。ビクターで窓際族になった人たちが、命運をかけてVTRを開発した話。逆境に負けず、夢を追い、世界標準規格の製品を作った人たち。あの頃、ソニーがベータを開発しそれに対してこのVHSが対抗し、逆転したんですよね。
窓際族でお邪魔虫、リストラ寸前の人たちが、これだけの物を開発し、それを自社だけで独占せず、多くの会社に教え、共同開発したというのはすごい。
こういう話はいいですね。勇気づけられますね。
2000年4月3日(月)  本年度は中学部!  革の道具を持ってうろうろ。 
    (アクセス4241) 
さて、今日はどの学部になるかの判決(?)の出る日。
中学部でした!
会議の後で、教官室の机の移動。午後からは教室の荷物整理。高等部に2年間いましたから荷物も結構多い。おまけに革工芸の私物を持ってうろうろしている。
私は革工芸をライフワークとしてやっているのだが、学校で作業学習として革工芸をさせてもらえるかどうかは分からない。その点、陶工や木工は設備、機械類が大がかりでお金もかかっているから絶対に無くならない。一方、革工芸はさせてもらえるかどうかは管理職やその時の成り行き次第。浮き草のようなものです。
よく、新しい作業種をと言われます。しかし、現実的にはこのようなものです。
今、ベンチャービジネスと言われますけど、日本では理解ある支援者や財政的な後押しがなければなかなかうまくいかない、それと同じようなものですね。
しかし、そうはいっても、自分がやろうと思うことはしぶとく続けるしかない。作業班ができようができまいが、やっていきます。
継続こそ力。
力まないと力がわかないもんで・・・。

さ〜て、総理大臣が昏睡状態ということで、騒然としてきました。数日前にテレビに出ていた人が・・・。人生分からないものですね。
総理もあんまり多くのことがいっぺんに噴出して、こうなったのでしょうか。
働き過ぎには気をつけなければ・・・。わたしも年だから、気をつけます。
2000年4月2日(日)  うちで花見。   「結局どうすりゃ売れるんですか」 田原総一郎 
    (アクセス4216) 
今日は日曜日、そして花も満開。となれば花見です。
おにぎりを握って、だんなとさあ出かけようとすると、雨・・・。仕方なく、自宅で花見しました。桜が1本あり、四分咲きなので・・・。
さて、明日はいよいよ判決の日。とは大げさだが、どの学部に属するかは最大の関心事。
しかし、今日有珠山噴火のニュースをみていたら、避難していつ普通の生活にもどられるか分からないという話に、こんなに命がけの人たちに比べ、私の心配など贅沢なと思えた。
さて、今日も本、本。
(「今日の一冊」へ)

さて、今日は明日に備えてはやく寝よう!
2000年4月1日(土)  読書三昧。こんな本を読むと、この世の中がおもしろくなる。
    (アクセス4196) 
月曜日には12年度の校務分掌等の発表。それまでゆっくり春を楽しもうと、12冊借りてきた本を読んでいる。春の楽しみ方が読書とは情けないが・・・。
この、めまぐるしく変わる世の中、こんな本を読むと少しはついていけそう!
(「今日の一冊」へ)
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