Leeの特別支援教育
日記バックナンバートップ

2000年7月

2000年7月31日(月)   修学旅行は・・・。  「金ではなく鉄として」
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学校で教科用図書の最後の仕事をする。
午後は修学旅行のしおりの準備。修学旅行はハウステンボスに行く予定です。
ハウステンボスには私は一度言ったことがありますが、修学旅行では初めてです。オランダの街を再現し、豪華な町並みやホテルなどがあります。もちろんディズニーランドほどには楽しめる場所は多くありませんが・・・。ディズニーランドには高等部で行きます。

新聞に(朝日31日)中坊公平さんについて載っていた。
中坊さんについての本は「今日の一冊」にもありますが・・・。
「金ではなく鉄として」という題でした。

中坊さんは子供の頃勉強ができなくて、担任が父親に「ご両親とも学校の先生だから、家で勉強を見てやったら」と言った。
父親は次のように言ったそうだ。
「残念ながらうちの子は『金』ではない。勉強でもほかのことでも人より劣る。それでも、親が勉強を見てやれば一応の格好はつけられるだろう。でも、それは鉄に金メッキするようなものだ。メッキはいずれはがれるときが来る。それこそ当人にとって悲劇だ。それより、鉄は鉄として、メッキせずにどう生きていけるのか、それをもがいて探させたがいい。人生の出発点にこそ、自分はしょせん鉄なんだと、身にしみて分からせたがよい。」

最近は子供も少なく、できるだけ苦労しないように人に遅れないようにと、親が道をスムーズな方に向け勝ちです。そのようにするから、現実の人生に直接ぶつかっていく力が身に付かないのかも知れません。

「金ではなく鉄として」・・・。いい言葉ですね。私は鉄にもなれませんが、それなりに苦労しながらやっていきましょう。もっとも、中坊さんの苦労は並のものではなかったようです。
2000年7月30日(日)   バージニア・ウルフの時代と100年後の今。
           (アクセス8324) 
2連休だと、土曜日に部屋の掃除をしているから、日曜日は落ち着いて過ごすことができる。
今日はやがて長男夫婦が来るので寝具を準備したり台所を磨いたりした。いつも全く掃除をしていないから・・・。

ところで図書館からバージニア・ウルフという女性作家の本を借りてきた。
 この人はちょうど100年前にイギリスで小説を書き始めました。夫も作家で二人で田舎の家に印刷機を入れ、印刷出版したそうです。
「自分だけの部屋」は女性と文学の問題を取り上げた評論だそうだが、その中で「女性が小説を書くためには、金と自分だけの部屋が必要だ」と言ったそうです。過去何世紀の間、女性は知的自由を奪われ、貧しい状態に置かれ、文学によって自らを表現する機会がなかった。ウルフは、だからこそ経済的・社会的な差別や抑圧を無くすべきだ、そうすれば、女性の資質が生かされた文体や文学が生まれると言ったのです。(概論から持ってきたので文がちょっと堅すぎますが・・・)

さて、ちょうど100年たった今、時代は大きく変わったのでしょうか、変わらなかったのでしょうか。
ウルフは自分で印刷機を入れたことで作品を自由に発表できました。これは裕福な階級だったからできたことでした。
現在、印刷機はなくてもコンピュータとインターネットがあれば、自分の文章を全世界に発表することができるようになったのです。
お金も余りいりません。
しかし、であれば、女性は良い文章を書けるのでしょうか。
この私でさえ書くのだから、大勢の人たちがホームページなどで発表できるでしょう。
その時に文学や文章がどうなっていくのでしょうか。

ところで、工学部の人たちに「今までの歴史の中で、情報関係の大きな革命的な出来事はなにか」と聞いたそうです。
皆さんはなんだと思いますか?やはりコンピュータやインターネットでしょうか?
いえ、工学部の人たちが言うには、「印刷術」の発明なのだそうです。
それまで手で書くしかなかったものが、印刷術により何百、何千、何万と印刷できるようになったのです。
人々は情報や文学をそれで伝え、学んだでしょう。みんな、情熱を持って本に接したことでしょう。

今、インタンーネットでいろんな情報を瞬時に伝え、読むことができるようになりました。しかし、あまりにお手軽すぎて、文章や情報のありがたみが感じられるかどうか、むつかしいこともあるかもしれません。
ウルフの小説を読んでそんなことを考えました。
2000年7月29日(土)  3択問題をたくさん作る   トップページの模様替え
           (アクセス8303) 
昨日(けさか・・・)2時半まで3択問題に取り組み、どうにか数種類の問題ができました。しかしアップしてもあらわれないというので、あわてふためきました。夢にまでみました。全くなんでこんなことをしているのやら・・・・。
でも、おかげで作ってアップするこつが分かり、今日は調子に乗ってまた作りました。
この3択問題ばっかりじゃいけないでしょうが、せっかく覚えたわざ、もうしばらく続けましょう。
それに、新しいわざを覚えるって大変なんだから・・・。

今夜はトップページを模様替えしました。
メニューが多いから、説明を加えました。
2000年7月28日(金)  3択問題がいくつかできた。でも・・・   修学旅行のしおり            (アクセス8282) 
今日も3択問題に取り組み、どうにか数種類の問題ができました。
原理が分かれば、いろいろできます。しかし、この3択問題ばかりでは、できない子供も多いでしょう。もっと子供が簡単にできるものも作りたい。ところがまた、ネット上であらわれない!!!どうしよう!
学校で文化祭の提案資料や修学旅行の資料やしおりを作った。
しおりはインターネットを使うと画像も説明もいろいろある。
ただ画像については何でも使えるわけではない。
ハウステンボスの使ってよい画像をもらいました。学校の教材用には観光地の風景など使ってよいと助かります。(確か、教材用には緩やかな規定があったような気がする。)
2000年7月27日(木)  動きのある教材はむつかしい!  「発達の遅れと教育」誌のネット座談会に載りました。
 
  
  
      (アクセス8249) 
ただいま3択問題のお金の問題をもう一つ作ろうとしたのですが、どうもうまくいかず苦労しています。原理は簡単なのですが、ファイルに出し入れするうちに分からなくなった。
あと一つ、クリックすると答えが1秒間ほど出てくるという動きの教材も作りたいが今一歩でうまくいかない。あ〜〜!!

「発達の遅れと教育」8月号が出ました。トップページのネット座談会にでています。写真入りです。
この写真、気に入らないけれど仕方がない。ふつうのカメラで写した写真という要望でしたので、現像するまで出来が分からない。その点デジカメなら気に入るまで撮れますが・・・。ま、人が見たら実物以上にいいできと言うでしょうが。
座談の内容より、顔写真が気になるでは仕方がない。
内容の方も大したことを言っていなくてすみません。なにしろ他のメンバーは、皆さんすごい実践をしておられる方たちで、小さくなっております。
雑誌の紹介にリンクしました。
2000年7月26日(木)  ケーブルテレビつく。  夏のレジャースポットは・・・
 
  
  
      (アクセス8249) 

夕方、ケーブルテレビの工事をしてもらいました。屋根裏から線を通し、別々の部屋にあるテレビとインターネットにつないでくれました。テレビが多チャンネルで観られます。

番組表を見たら、映画もいろいろある。あまりありすぎてどれがいいか分からない。それに、私は今、インターネットで忙しく、2時間の映画を観るゆとりはなさそうです・・・。宝の持ち腐れになるか・・・。

息子夫婦が孫と帰ってきたときにどこかに旅行に行こう、という話になり、あちこちに電話した。しかしこれはという人気のスポットは半年前から予約があるということ。半月前にしても遅すぎます。今年は泊まらずに近場でおいしいものでも、ということになりました。

来年のために正月には予約を入れましょう。
孫ができると、遊びに行くのも楽しみになります。

2000年7月25日(水)  教科用図書   「養護学校の作業学習」を吸収します。
 
  
  
      (アクセス8196) 

夏休みに入ってからの仕事に、教科用図書のコンピュータ入力作業があった。担任にしてもらった図書をリスト順に打っていく。教育委員会に出すものだから気を使う。気を使っても間違うのであるが・・・。今日どうにかできあがりほっとした。

今、メールを見たらYahoo!からお知らせ。
実は「養護学校の作業学習」を別サイトでなく、この「Teacher Leeのなんとかなるさ」に吸収しようと、Yahoo!さんに申し込んでいた。もうすぐ申し出通りになるそうだから、「養護学校の作業学習」というサイト名はなくなります。
このごろ教材作りに忙しく、作業学習の更新ができずにいました。
他にもいろいろあって、窓口を一本化します。

長男から8月帰省の知らせがあった。孫が帰ってくると忙しくなります。
それまでに教材を作っておきましょう。
楽しみです。
2000年7月24日(火)  3択問題の教材が動きました!   日本で子供を産むのは・・・。
 
  
  
      (アクセス8152) 

昨日は3択問題を作ることができ、家のパソコン上ではうまく動きました。喜んでアップロードしたら、インターネット上で出てこないものですからあわててしまいました。やはりワンランク上の機能って、簡単にはいきませんね。今日なんとかしたいのですが、どうでしょうか。

11時すぎて野上先生からの書きこみのおかげで、3択問題があらわれました。ありがとうございます。でも、まだ分からないところがある。教えていただきながら作っていきます。
まだ、このお金の問題は使いにくいところが多いです。まず、2000円札を使ったけれど、これじゃ生徒は分からないだろう!

今日は学校で若い女の先生達と食事をしながら話をした。
夏休みになり、家で子供と過ごすのはうれしくもあるし、大変でもあるそうな。経験があるから分かります。
その話から、保育園や幼稚園の話となり、先日の保育園で園児が亡くなった話、保育園などがもう少し充実しなければ、ということになりました。
また、今、お腹に子供がいる先生には、「少子化の今、子供を産むっていうのは国にとってもありがたいことね」といいました。

帰りの車の中で、ラジオで産婦人科の先生が同じような話をしていました。
日本のシングルマザーを割合はとても少なく、アメリカの何十分の1だそうです。これは世界の中でも非常に少ない。
良いことだという人もいるだろうが、女性が生きやすい社会は選択肢が多い社会であって、日本は結婚しなければ子供が産めない、つまり選択肢が少ない国なのだそうだ。
従って、子供が生まれる率も少なくなる。
女性が結婚したら働きにくく、他の人の援助も、保育所などの施設も少ないなら、生む人が少なくなるのはあたりまえ。
シングルマザーで子供を産むのは、看護婦さんが多いそうだ。自分で資格を持って働き、体も心もタフだからでしょう、と言っていた。また、職場や近くに保育園などがあることも生みやすい条件でしょう。

女性が結婚して、働くにしても、働かないにしても生きにくい国って、子供も生みにくいでしょう。
そして、幼稚園や保育園などに関しての政策を決めるメンバーに、男性が多いというのもおかしいことです。

わたしは子育ても終わり、今は孫がいる身です。でも、息子夫婦と孫のこと、職場での若い人たちのことを考えても、子育てをしながら仕事もできる環境が、結局は日本の良い未来に結びつくと思うんですが・・・。----------------
2000年7月23日(日)  できた!3択問題の教材!   キーワード「甘え」
 
  
  
      (アクセス8106) 

昨日から作っていた3択問題がようやくできた。いや、簡単だったのですが、昨日、寝る前までうまく動かなかった。今日やったらできた!(アップロードしたけれどうまくいかない!また後でね)(野上先生、教えて下さい!)

これで、このサイトの教材も、デジタルと言えそうです。
それにしても、いやな書き込み教官さんが「これはデジタルではない」と文句を言ってくれたお陰で、意外と早くできました。やはり、批評してくれる人はありがたい。もっとも「いい気になって・・・」というのはよく分からないし批判に答えようもない。教材がなんとかできたので、ますます「いい気になり」ました。
しかし、「コンピュータ教材館」→「デジタル教材館」→「プリント教材」ところころ変えて、今度はどうしよう!!

野上さんのおかげでようやくできました。教材も、JAVAなどを勉強すればできるのでしょうが、そこまでする能力もないので、フリーソフトを見つけにいこう。3択だけでは教材としての限界がある。コンピュータ画面上でできて、子供が喜びそうな教材、それが簡単にできるソフトが欲しい。

図書館から借りてきた本に「甘えで文学を解く」というのがある。
「甘えで文学を解く」平川すけ弘、鶴田欣也 新曜社 1996 4635円

「甘え」というのは、特に日本人に顕著に見られる概念として土居健郎さんがとなえた。
『「甘え」の構造』など著書も多く私も読んで感心した。最近、土居さんが「いじめと妬み」という本をだされたので読みたかったが見つけられなかった。
本書は土居さんや「甘え」という概念に関心を持つ人たちが書いている。何人かの人の文章を読んで、理解したことを書く。
「甘え」は幼児期に特に母親との親密な関係、受容される関係に端を発する。
やがて、個人として自立することが求められ、甘えることは大っぴらにはできなくなる。しかし、幼児期に思う存分受容してもらっうことがその後の精神活動に大事になる。
外国では「甘え」はないのか?
平川によると、カトリック系の国では、聖母マリアを信じるなど「甘え」に似た感情を認める。
それに対し、アメリカなどプロテスタントの国は個人、自立を重んじ、「甘え」を認めない。しかし、競争社会でやぶれた者にはそれはつらいものがあり、麻薬などに「甘える」。また、軍隊、スポーツ、選挙などでは、集団への一体化など、「甘え」に似た行動がでてくる。
教育では、西洋やアメリカでは、鞭などできびしくやる。子供は家畜と同じで支配するものと考える。
それに対し、日本では「しつける」は田んぼの言葉に関わりがある。
最近の日本では、母親が十分に甘えさせない傾向が出てきて、そのために子供に「いじめ」「妬み」などがでてきたのではないか、と土居さんは言う。

先日の新聞に、最近子供の事件が多くなったが、西洋のように厳しくなくてはならない、という声があった。
問題を起こす日本の子供はどのように育てられたのであろうか。
幼児期にどのように育てられたら、落ち着いついた成長ができるのか、問題行動になるのか・・・。
そして、これからはいやでも女性も働く時代になり、その時の子育てはどうなるのか。

「甘え」は女性の行動とも深い関係あるわけで、日本は「女性文化」だと言われることもある。「父権」が薄いとも言われる。
いっぽうアメリカや西欧では「父権」「神」というものを大事にするとも言われた。
農耕を大事にした文化と、狩猟文化とでは大きく違うだろう。
これから、IT革命やグローバル化でいろんな文化や考えが出てくる。

教育に関わる者として、土居さんの「甘え」の概念は非常におもしろいし、それがそれからの世の中でどのようになるかも、興味のあるところだ。

話は変わるが、沖縄サミットでは沖縄の農耕文化、受容する文化のようなものを感じた。
アジアはその傾向は大きいだろう。
これからの世界では、だんだんアジアが大きな地位を占めるようになるから、「自立や競争」の社会と「甘えや受容」の社会がどのようなバランスになっていくか、興味があります。
2000年7月22日(土)  動きのある教材を作りたい。
 
  
  
      (アクセス8069) 
昨日教材作成ソフトをもらってきた。答えが出てくる問題を作ろうと思うが、なかなかできない。今から行って、またやり方を読んできます。
mmmmmm むつかしい むむむむむ
2000年7月21日(金)  紛争のある国からきた少女
 
  
  
      (アクセス8041) 
出勤して、教科書の仕事をしている。
昼過ぎに、中庭にイヌを連れた女の子がいるので、声をかけたら、その子は外国の人でした。青い目がきれいな・・・。1年前から、そばの小学校に通っているそうだ。お国は、ある紛争の多い国から来た。その近辺の国はよくニュースになるが、ややこしい事情があるようだ。
話を聞いたり、部屋でインターネットで検索して、お国のことを調べたりした。
その子は小学生ながら、実にはっきりと自分の意見を持っている。自分の国のことを思い、対立した民族についても、はっきりと意見を言う。1年足らずいただけなのに、日本語もうまい。
「先生は、この日本に外国の人がたくさん来たらどう思う?」などと聞いてくる。
残念ながら、詳しい事情も何も分からない私は、何とも答えられない。
「日本で困ったり、いやなことはあった?」「あったよ。遊ぼうと言ったらあっちに行ってと言われたりした。でも、あの人達はそのうちに悪かったな〜、と思うでしょう。」「今日は、家でパーティーをするから友達が来るよ。」などいろいろ話してくれた。

総合的な学習に国際ってあるけれど、今日はまさにその勉強をしました。井の中の蛙の日本、紛争や難民のことなど知らないで済ませていますが、身近にそんな話を聞くと、本当になんにも知らなかったな、と思います。

夕方、ケーブルテレビの人が来て、とうとうテレビまで契約してしまった。
2000年7月20日(木)  たくさん更新  「お金の勉強」「Leeはこう思う(教育雑感)」「きいてきいて(Leeの雑感)」
 
  
  
      (アクセス8006) 
「海の日」でお休み。昨日までの疲れから遅くまで寝ていた。
休みといえ、暑くて外出はしたくないから、冷房をつけて家にいる。する事がないから更新する。
今日はかなり更新しました!
まず、「お金の勉強」。
「レスポンスも無くておもしろくもない」と言われる教材ですが、こりずに更新。
お金の画像を拾ってきた。どこから?造幣局と印刷局!このサイトに行けば本物の硬貨やお札が拾えるというのならいいだろうな〜。
製造元だけあって画像がありました。貨幣はコピーして偽造できないからそのままの写真。お札は偽造されるといけないから赤で見本と書いてある。
ただのプリント教材ですが、画像がいれられるところは、ホームページの便利なところです。

「Leeはこう思う(教育雑感)」を新設し、日記の中の教育関係の部分を載せました。
日記に一生懸命書いても、一日で終わるのはもったいない。教育関係の記事を集めました。
それに伴い「ちょっといい話」を「きいてきいて(Leeの雑感)」に変更しました。
日記というのは、自分自身も書き終われば忘れてしまっており、読み返してみて結構おもしろかった。
自分だけが喜んで読んでいるLeeの日記です。

沖縄サミットを前に、沖縄関連のテレビ番組が続く。
「チャンプルー文化」についてのNHKの番組はよかった。
3,4年前、前の学校の高等部生徒と一緒に沖縄に修学旅行に行きました。筋ジスで車椅子に乗った生徒もおり、車椅子を押しながらの旅行でした。
あの時は、沖縄についてしっかり勉強したわけでなく、主なところを見て回ったのでしたが、今日テレビで番組を観て、少し沖縄の人たちの思いが分かりました。
2000年7月19日(水)  終業式   教育課程の話し合い。「総合的な教育の時間」をどう位置づける?
 
  
  
      (アクセス7977) 
終業式の日です。いつもより早く夏休みに入り、準備不足であわただしかったけれど、どうにか終わりました。
宿題の日記と国数4班の生徒にはプリントを持たせました。

生徒が帰って会議までの時間に、CD-Rの使い方を教えてもらいました。案外簡単でした。容量のあるもので、大事な資料はこれにいれておくとよさそうです。

今日は会議が続き、その中に教育課程のアンケートの報告がありました。
中学部長が、アンケートをまとめた資料を、一太郎のスライド(昨日の日記参照)を使って説明しました。
30名弱の回答ですから、まとめるのもなかなか難しい。

最後のまとめで、問題は「総合的な教育の時間」をどう位置づけるかがポイントだ、ということになりました。
やはり、知的障害児教育の中に昔からあった、生活単元学習との関係に、とまどう人が多いようです。
普通教育の考えから入ってきた考えだから、じゃあ、今更、生活単元学習はどうすりゃいいの?というところ。

私は「総合的な教育の時間」は、今のIT革命や、国際化、グローバル化に対応するには取り入れるしかないと思います。
生活単元学習は元々は、子供の生活の中から題材を取り上げ、課題解決学習的にやっていこうというものでした。子供の発見や解決などを大事にしたものだったと思います。しかし、今は行事単元といった形で、少し形骸化しているところがある。
また、例えば、情報や国際、環境などは、入れようという視点が欠けがちになる。

それなら、「総合的な教育の時間」ということで、新しい袋に入れたがいいような気もします。
やはり、コンピュータや国際、環境、福祉、など、新しい問題は、既存の物の中に割り込ませようとしても難しいものです。
このように流行り的にしないと広がらない堅さが、教育界にはあるように思います。
その上で、週5日制に向けて、教育課程を新しく構築するしかないでしょう。
その中で、コンピュータは「コンピュータの時間」や「情報の時間」することも必要ですし、それだけでなく、教室に黒板と本があったように、いつでもそばにコンピュータがあり、それを鉛筆や本やテレビと同じく、道具としてどの時間にも使えるようになるといいと思います。

2000年7月18日(火)  なごやかに学級懇談会  一太郎からスライドに
 
  
  
      (アクセス7934) 
明日は終業式。今日は保護者が来られ、チャレンジ学習の発表会と懇談会があった。
懇談会ではお母さん方全員が参加された。次のような内容であった。
  1. あいさつ
  2. 1学期の生徒一人一人の変化
    できるだけ良い変化を挙げる。みんなできるようになったことが増え、下校が自立したり、朝登校が早くなったり、こだわりが少なくなったりと、成長があった。また、青年期ということで、新たな青年期特有の変化も見られはじめたので、個人のものとせず、全員が経験することとして話を進めたが、うなずかれる方が多かった。
  3. 修学旅行について
    10月にハウステンボスに行く予定。日程や予算について
  4. 夏休み中のこと
    予定を立てて積極的に夏休みを活用しよう。多くの方が施設でのショートステイを計画された。社会性を養う、家に急用ができたときにお願いできる、将来のために知っておく、など多くの利点があると思われる。各家庭での旅行やキャンプの計画もあるようだ。
    また、本校において、プールの使用もできる。宿題のこと
学級委員さんがお茶お菓子を準備され和やかに終わった。
1学期間生徒と接し、保護者と連絡帳で会話をすると、ずいぶんコムニケーションがとれるようになるものです。うれしいことです。
また、保護者はみなさん熱心で一生懸命になさる。教えられることも多い。

放課後は通知票を仕上げ、夏休みの宿題を準備した。宿題は、ここのプリント教材のうちカタカナなどをカラーコピーしたものです。
画像がカラーで出てくるので少しはきれいです。
学部主事の先生が、あす報告をしなければいけないと準備をしている。「一太郎には打ったけれど、これをOHPにコピーしなければならない。」別の先生「パワーポイントでなくても一太郎をスライドにできますよ」
と言うわけで、スライドにしたもので練習している。学部長の先生はうれしそう。

いま、一太郎をスライドにしてみた。簡単になります。表示からできます。
パワーポイントにまでしなくても、これでいいですね。画像や写真も入れられるし・・・。
何でも勉強してちょっとお利口になるのはうれしいものです。
2000年7月17日(月)  「恋のダンスサイト」と私の日記についての関係?!
 
  
  
      (アクセス7884) 
今日放課後、中学部職員で演奏をした。
「恋のダンスサイト」という曲。つんくさんの作詞作曲です。
その中に「人生ホームページ 更新するわ SEXY ビームで・・・」とある。
さすがつんくさん、今はやりのホームページやサイトという言葉をうまく取り入れている。

「人生ホームページ」って、うまい表現ではないか!
昔から「人生劇場」「人生いろいろ」など演歌ではよく歌われてきた。演歌調の感じです。

しかしつんくさんは「人生」に「ホームページ」をくっつけた。
この人の歌は洋風と演歌調がうまくミックスしている。

さて、最近ポートフォリオという言葉がはやっている。
例えば人が学習する際に、調べたことをプリントアウトした資料、新聞や写真等、思ったことを書いた資料などをファイルに集める。するとその人が学んだことの道筋や経過がそれで分かる。
「総合的な学習の時間」では、学ぶ方法や主体的に考え、行動することを大切にするから、ポートフォリオという考えが注目されている。

「人生ホームページ」って、それに似た言い方ではないか。つんくさんの意図は別にして、ホームページにはその人の人生があらわれることがあるように感じる。
このサイトにも私の人生があらわれている。(単純な人生です)
サイトは、大きく専門的なサイトと、個人の趣味的なサイトに分けられる。
個人サイトではその人の人生や人となりが表されることが多い。

このサイトのコンテンツで言えば、プロフィール、家族、趣味、読書、映画、失敗失敗、雑感など。
また、仕事のコンテンツでも、作業学習、国語数学、英語、どうかすると生活単元学習らしいことなど、多彩というかてんでんばらばら。だって、養護学校って何でもしなきゃいけないんですから・・・。
批判する人に言わすれば、「趣旨が分からない。」 書いている本人にも一貫した趣旨なんて無い。

「人生ホームページ」なのだから・・・。

しかし私は、その人の味が出ているサイトが大好き!
立派なサイトなら立派なだけに、おもしろいサイトもそれなりに、その管理人の人生が見えそうな気がする。サイトの善し悪しよりも、その人の味に惹かれる。
女性なら家庭生活、仕事と家庭の両立でばたばたして悩んでいる・・・。
男性管理者も、結婚したりして日記が更新してないと、ほほえましくなる。(どのサイトか知ってる?)
一番見にいくのは「教室生き物日記」だったけれど、忙しくなって日記も途絶えがち。ちょっと残念。
インターネット上に日記だけ登録したものがあり、ランキングもでるらしい。やはり、人の日記って興味を引くのでしょう。

さて、私はほとんど毎日日記を書いている。
その訳は、
更新する内容が無くても手抜きができること。
子供も育ち上がり時間がある。
日記帳と兼ねられること。
そして、日記を書くことで、見にきてくれる人も増えるらしいこと。

実際、日記だけ見て帰る人も多いんじゃないでしょうか。
それでも来てくれる人、ぐちの多いこの日記をみていただき、ありがとう!大歓迎です!
2000年7月16日(日)  NTT対ケーブルインターネット   そろそろ我が家も24時間インターネット!
 
  
  
      (アクセス7838) 
午前中掃除、洗濯、買い物の3点セット。
午後はコンピュータ関係の本を読んだりして、なかなか成績書きに入らない。

長男がメールで「NTTが24時間つなぎほーだいを始める」と教えてくれたので、次男が電話して詳しく聞いている。
ところが・・・
チラシが入っていた!ケーブルインターネットのちらし!
大きなカラーのチラシだ。どうも熊本では今、対決状態のようだ。

どちらがどのような料金がかかるのかを一覧表にしてみた。
ケーブルの方はプロバイダー料金が要らなくなる。
結論は工事費を別にすれば月の費用はケーブルの方が安いかも。
それに、お金を出せばケーブルテレビも観られるというのも魅力だ。
ついに結論を出し、ケーブルに予約をしました。先着順に工事するそうだが、9月頃になるだろう。夏休みに利用できないのは残念だが・・・。

テレビで若い人のネットビジネスのことをやっていた。アイディアを出してインターネットビジネスを始めている。
北九州に住む女の人曰く、「こちらにはまだ、ケーブルも来ていません」
今までは九州もNTTのテレホーダイを使うしかなかったが、これからはNTTとケーブルなどの24時間つなぎっぱなしができる。他の会社からの参入もあるだろう。九州もようやくIT革命に参加する条件が整備されつつある。

私としては、今まで11時からしかできなかった更新が、夕食後すぐにでき、8時でも、9時でもいつでも寝られるということがうれしくてたまらない。

さあ、今から成績書きをするか。
2000年7月15日(土)  教材作成用のソフト   インターネットつなぎ放題のサービス    
 
  
  
      (アクセス7805) 
今日は仕事の続きで3時まで用事をした。街に出かけたのだが、最近は中心部の街に出かけるのも久しぶり。たいていは郊外の大型店などに行っている。
テレビで百貨店などの不振が伝えられるが、私も百貨店で買い物することはほとんだ無い。

さすがに合宿から始まった今週の疲れがたまっていて、夕食後寝てしまい、起きたのが2時であった。

どこかで観た情報なのだが、文部省が教材作成用のソフトを作るそうだ。インターネット上で答えの出るような教材を作るために、簡便なソフトを準備するらしい。
であれば、教材作りもよりいいものができそうです。

ここ熊本でもNTTがつなぎ放題のサービスを始めるらしい。
工事費2000円、月 ISDN利用料 + IPサービス4,500円 + プロバイダ料金がいるようだ。
秋にはケーブルテレビ会社がつなげるサービスを始めるので、料金的にどちらが安いか比べてみよう。
さあ、ようやくテレホーダイを待たずに、24時間使えるようになってきたぞ・・・。

女性用のメールマガジンがきて、その中からアクセサリーを売る店に行く。革のアクセサリーを売っているというので、どういう物か観たかった。
「ビーズアクセサリー NANANAO
若い人向けです。良いけれど、作業学習で作るのは難しいかな。
2000年7月14日(金)   なぜかアクセスがふえた。 知的障害者の雇用 
 
  
  
      (アクセス7749) 
なぜか今日はアクセス数が大幅に増えた。1日で184ですよ!!!?????
もしかしたらあの書き込みのおかげかな???? 

今日は学校でハプニングがあり、帰ってきたのは9時でした。でも、そのハプニングも無事に収まったのでよかったです。

新聞記事より。(朝日、7月14日付)
知的障害者の雇用 「頼れる戦力」企業に芽生え「マクドナルド」

知的障害者を企業の戦力として活用する動きが広がり始めている。2年前から「法定雇用率」算定の基礎に知的障害者が加えられたことなどが、企業の取り組みを促しているようだ。
「マクドナルド」の例が挙げられている。同社は1992年に、アメリカマクドナルドの障害者雇用の進んだ実態を知り、94年から知的障害者の実習に取り組み始めた。一人、二人と障害者が戦力になっていった、とある。

私の学校でも、卒業生が1人同社で働いている。生き生きとして、誇りと自信を持って働いているようだ。
生徒と共に時々社会見学に行き、そこでハンバーガーを食べたりする。
ただ、難題もある。と記事は言う。本人が長時間労働で疲れてやめたりするケースもあるそうだ。

現在、不況から職がない人やリストラされる人が増え、知的障害者の一般就労も難しいところがある。
しかし、この会社のように障害者を雇用し、温かく育ててくれるところも出てきているのでしょう。
「今後どのような仕組みを整えていけば、障害者が無理なく働き続けることができるのだろうか。」と記事は述べている。
2000年7月13日(木)   再び、書き込みについて。   「国家目標を失うこと」
 
  
  
      (アクセス7565) 
いやな書き込みで憂鬱な気分だったが、かなり元気になった。
考えてみれば、あの書き込みはかなり悪意がある。自分の名も名乗らず言いたいだけいう。「教官」というネームだったけれど、「教育のため」といいながら、人のあらをさがしてぐさり。

それに比べて、「もりの小学校」の先生は、すごいサイトを作られるだけに、人間が大きい。このサイトを誉めてくれ(お世辞でもね)、自分の知識を教えてくれる。ご自分も数年前にHPを作られたときにはまだおぼつかない足で歩いていたでしょうから、人の気持ちも分かられる。
これが本当の教育者。これが本当のボランティア精神。
この気持ちが、インターネットを、そして、教育界を生き生きとさせるんでしょう。大いに見習いたい先生です。小学校で子供と一緒の授業を考えて作られた教材です。
ほんと大いに見習いたい。

ホームページを作っている小学校の女の先生のサイトに、「こんなHPを作る暇があったら、こどものことをみろ。」という書き込みがあったということでした。その方は音楽が得意で、良いMIDIを作っておられます。
どこにも、何かする人を罵倒し、つぶそうとする人がいるんですね。

でも、初めての体験。大いに勉強になりました。やる気をださせてくれましたから、感謝か。

さて、今日も新聞記事から(朝日、7月12日)
「国家目標を失うこと」 いとうせいこう  作家

今回の雪印の事件に関して、牛乳の摂取は国策だった。国家的な目標に対して全員が疑いもなく走る構図が今まであった。
しかし、それが完全に意味を失ったことが今回の事件につながる。
働いていることのモチベーションがどこかで国家への奉仕と重なっていた度合い、その度合いが高い集団であるほど、現在問題を起こしやすい。警察、教員、原発関連・・・。
これらの集団は、自分たちはいったい何のために精度の高い仕事をするのか、その動機を失っている。
そういう時にノスタルジックな国家への忠誠を要請することは解決にならない。
とすれば、新しいモチベーションの創出しかない。それが日本の緊急かつ最重要課題だ。
意外に出口はコミュニケーションの中にないか。労働サービスの受け手との直接的なやりとり。事実それが欠けた現場、密室化した集団から先に腐敗している。
売買やサービスの現場。そこから離れるほど意欲は失われていく。
IT技術によるコミュニケーションは、そうした意欲無き密室を開けるためにこそある。現場のためにこそある。

雪印でも良心的に仕事をしていた人は多いでしょう。しかし、一部の人の保身や自分大事の姿勢のせいであんなことになった。
もう少し、現場で働く人、消費者の声を聞いていたら違ったでしょう。
教育現場にいる私にとっても含むところの多い時評です。
2000年7月12日(水)   ショックな書き込み。  ありがたいメール
 
  
  
      (アクセス7521) 
合宿から帰ってきた。
芦北の海で船をこいだり、魚釣りをしたり、近くの施設でローラーリュージュというのにのったりととっても楽しい経験でした。

でも実は余り心が晴れませんでした。
というのは出発直後に、このサイトを批判する書き込みがあったから。

このサイトの教材が個に応じていない、動きがない・・・、
などの批判。これは仕方がない。自分の技術力のなさを反省する。
しかし、「あなたの自己満足にとらわれるのではなくもっと、みんなのためのHPを作ってください。すこし、いい気になっているような気がします・・・。」
という批判になると、何のことなのかよく分からない。

いやな気分が続きました。
今まで書き込みやメールでは参考になった、自分もHPを作りたい、というものはたくさんありましたが、こんなに辛口のものは初めて。
しかしこれがインターネットというものでしょう。このような書き込みで気落ちしていては、ホームページ運営なんてやっておられません。

そこで、批判は批判として受け、このサイトを新たに構成し直すことにしました。
トーンダウンしたり、統廃合したり・・・。すぐにはできませんが近いうちに・・・。

今日うれしいメールが・・・。
実はいやなかきこみがあった直後、「もりの小学校」という動く教材を作っている素敵なサイトの紹介をしました。その時に、この管理者に「どのようにして、どんな本を参考にして作ったらいいのか教えて下さい。」とメールを出しました。
その返事をいただきました。
管理人は私とほぼ同じ年の先生。4年前にインターネットを始められたそう。
その意欲と熱意に感心しました。
お返事の本などを参考に勉強します。そして少しはましな教材ができるように頑張ります。
捨てる神あれば拾う神ありですね。メールの冒頭に「センスのいいサイトですね」とまでうれしいことを書いていただきました。ありがたい。

元気を出して「災い転じて福」にしていきます。「なんとかなるさ」ですものね。
2000年7月9日(日)   明日から合宿
 
  
  
      (アクセス7362) 

今日また壁紙の色を変えた。今度はブルー。夏らしいでしょう。
気が多くて壁紙をいつも変えている。服を変えるより安上がりで気分転換できる。

明日から「芦北合宿」に2泊3日で行く。
芦北は水俣の近く。海がきれいなところです。今回の合宿に行くのは初めてです。
船に乗ったり、磯で遊んだり、近くにできた施設で「ローラールージュ」という乗り物に乗ったりする予定。
食事はすべて出ます。
楽しそうですが疲れもするでしょう。

今日は通知票書きもしました。
合宿から帰ったら疲れて何もできないそうで、早めのスタートなのです。

残念ながら、2日間日記が更新できません。
2000年7月8日(土)   ライコスジャパンからメール   こんなサイトを作ってみたい「もりの小学校」
 
  
  
      (アクセス7311) 
昨夜2時までインターネットなどをしたが2つ話題が・・・。

メールが来ていた。
ライコスジャパンhttp://www.lycos.co.jp/から。実は恥ずかしながらこの会社については知らなかった。ヤフーと同じ検索サービスの会社で立ち上げて新しいそうだ。
7月10日に「小・中学校の先生を対象にサイトをご紹介するディレクトリサービス「LYCOS EDUCATION」」にこのサイトを紹介したい、というメールであった。
紹介していただくのはありがたいことです。http://edu.lycos.co.jp/
です。10日以降に行って下さい。
このライコスジャパンはきっとヤフーに張り合っているのでしょう。
サイトに行ってみましたがこれから充実していきそう。若い感覚でヤフーさんとはまた違ったおもしろさがあるようです。

もうひとつは、「もりの小学校」というサイトに行った話。
「世界の指導案」のランキングで上位にあるのは知っていましたが、本当にいいサイトでした。というのはわたしが目指す「コンピュータ画面上ですぐに学べるサイト」だったのです。それも教材はゲーム感覚のあるすぐに答えがでるもの。
いいな〜!
それはJAVAアプレットで作ってあるんだそうです。わたしも作りたい。でもとっても難しそう。感激してメールを出しました。
このように「なにかやってみたい、勉強したい」と思っているとヒントになるようなことと出会うものです。
「求めよ、さらば与えられん」ですね。

今夜は「かけ算の九九」を完成した。音声は録音したばかりだと容量がすごく大きい。それで属性を変更させるのだが、変更の仕方が違うので、音のできが色々だ。どれも私の声なのに出来上がりがちがうとは、みょうなもんです。
2000年7月7日(金)   じょうずに泳ぎたい    3年経って接続料金が安くなる?!
 
  
  
      (アクセス7280) 

毎日水泳をしている。
実は私はうまく泳げない。小学校の採用試験なら水泳でダメになりそうだ。
浮いて手足をばたばたすることはできるが前に進まない。息継ぎがへた。
ところが、先日息継ぎには顔を横に上げて、「ぱっ」と息を吐くといいのだと知った。強く吐くと水も散らすそうだ。
そこで、生徒と一緒に私も「ぱっ、ぱっ!」。慣れてくると上手になってきた。

定年になったらどこかプールでおもいっきり練習しよう。すいすいとクロールができるといいだろうな。
自転車や自動車、そして水泳は慣れればできるようになり、人生が変わるような気がする。自転車や自動車はできるから、後は水泳だ。定年後の楽しみに残しとこう。

だんなと最近私の膝が痛むことを話していた。するとだんなが「あんたは体重が52キロを超えると膝が痛むけんね」という。
「へ〜え」。最近体重を計っていない。そこで今日計ってみた。なんとぴったし52キロ!
数ヶ月前までは46キロか47キロだったんだよ。なんと5キロぐらい太っている。膝が痛むはずだ。
それにしてもさすがわが夫!私より私のことを知っている。

昨日の続きの話。
NTTがアメリカに言われて接続料金を下げる話。NTTは4年で20数パーセント下げるという。アメリカは2年で下げろと言う。そこで今日は3年で20数パーセント下げる、と回答するそうだ。アメリカは納得しないだろう、という。
しかし、3年で20数パーセントなんて!!3年経ったら世界のインターネット事情はどうなると思うの?
1年でいや数ヶ月であっという間に変化するのだ。3年も経ったら、日本は世界の浦島太郎になりかねない。
ここはアメリカに言われたからとかでなく、政府自身がすぐにでも半額ぐらいにすべきなのだ。
他の会社が競合しようとしても、色んな規制でうまくいかないそうだ。また、既得権益でこの方面のうまみを味わいたい人たちが、変化を望まない。NTTも自民党も、株を持っている人も。
しかし、これは一企業だけの問題じゃない。日本の存亡がかかっている。(ちと大げさ・・・)
私は秋になったらすぐにケーブルテレビ会社の定額制を使おうと思っている。NTTがそれより安くなるならすぐに乗り移る。ほかの会社が安く言ってきたらまた乗り移る。
移り気だがそれが競争というもの。そしたら、競争して安くなる分だけ、IT競争にも勝てるでしょう。
アメリカに言わせず、日本の消費者が言わんと!
と言いながら11時からNTTのテレホーダイを使うしかない、情けない消費者です。

さて、今日もうすぐうちの次男坊さんが帰ってくる。夏休みなのだ。
明日からまた、インターネットの奪い合いになるぞ・・・。
2000年7月6日(水)   教科でのコンピュータを使った授業      IT化がすすむぞ
 
  
  
      (アクセス7245) 今日のアクセス60です!

今日は早くから更新をはじめたが、かけ算の九九を「れんしゅう」「もんだい「こたえ」と作っていたら、時間がかかってしまった。
さて、国数でコンピュータを使った学習をしていて、良いところ、まずいところを感じているが、昨日ある文書をよんで、心強く思った。
教育家庭新聞社からのメールマガジンからの文章です。クリックして読んでみて、長いけれど・・・。「体系的な情報教育の実施に向けて(文部省)」
  

さて、新聞を読むと日本も次第にIT化が進んでいきそうです。政府もアメリカなどに押され、また、サミットもあることだし、この問題に本腰になり始めた。
NTTも接続料金を下げざるを得なくなるだろう。そうしたら、急速にコンピュータやインターネットは広まります。
今日も新聞記事にインターネットデバイスの問題があった。とくに、国の間の格差もそうだが、おなじ国でも年代間や障害者等に格差が生じてきそうです。
養護学校でも早く導入したり、じゃんじゃん使ったりしましょう。
生徒達はコンピュータを使い始めて、文章を書いたり入力したりすることに積極的になりました。
若者の間でも、今まで書くことをしなかったのが、キーボードを打つようになったそうです。
2000年7月5日(水)       一人一人に合わせた授業  双方向的な関係
 
  
  
            (アクセス7185) 
国数では3人の生徒がそれぞれの学習をした。
1名は「デジタル教材館」を使って数を数える学習。1名は九九の学習。それぞれ画面を見て答えを紙に書き、クリックして答あわせをしている。「九九の学習」で私の読む声を聞いていた生徒が「先生、はやすぎるよ」 ムムム・・・
その後、メールがきているのに気づき、全員がメール用の文章を書いた。
コンピュータを使うと一斉授業でなくなる。各人が自分にあった学習をすることが多くなる。
それは今までの学習の形から言うとバラバラでいい加減な感じにもなる。
しかし、コンピュータやインターネットを使った学習が多くなると、次第にこの形式が増えるのではないだろうか。
一斉授業というのは、一部の人間にとっては無理に合わせていたところがあるだろうから、コンピュータで自分にあった学習ができるならその方を喜ぶだろう。しかし、はっきり言って3人がそれぞれバラバラの授業というのは、こちらも良い授業をしたような気がしないから困ってしまう。

テレビで福島の水族館でサンマの飼育に成功した話があっていた。
さんまは一般的な魚だが、非常にデリケートで、今まで水族館で育てたことはなかったそうだ。
この水族館では、数匹の稚魚から育て、頭を打てばなぜか考え、明かりを暗くし、産卵するには温度を何度にしたらよいか調整し、魚の様子を観察しながらサンマを増やしてきた。世界初なのだ。
すごいことだと思う。
さんまに答えを聞きながらやるからできる。さんまが快適なように考えるから、飼育成功という答えが出る。

新聞には「再現された一方的関係」という題で劇作家の山崎哲さんが書いている。(朝日5日)
「女性監禁」の佐藤被告が、「話し相手になる相手が欲しかった」と述べたことから、一方的な関係は、母親が佐藤被告を一方通行的にやってきたことをコピーしたのだろう、と述べている。

どちらのケースからも、人間関係は(いや、魚と人間でも)、特に教育では、一方通行の関係でなく、双方向的な関係が大切なのだということが分かる。

しかし双方向的な関係って本当に難しい。自分は正しい、相手が間違っている、と思うのはしょっちゅうです。深く反省。
2000年7月4日(火)       膝にドライヤー 福祉行政
 
  
  
            (アクセス7145) 
今、ドライヤーをつかっている。髪を乾かしているのでなく、膝に当てている。
膝が痛いのでドライヤーであたためたらよくなると聞きやってみている。
今日は水泳があった。水の中では体もよく動くので痛みも忘れ生徒を支えたり、一緒にシンクロナイズドスウィミングのまねをして笑ったりしているが、陸に上がるとまた痛む。
そこでドライヤー療法となった。

夜昨日見学した授産施設の女性初代園長の一代記を読んだ。熊本出身の方だが、事業はする、株はする、そして授産施設を建てられた。
まさに波瀾万丈の方らしい。
授産施設にい草での花ござの作業種を取り入れたり、売り上げで園生全員の海外旅行に行ったりされている。

しかし昨日の現園長の話では、もうすぐ園生は行政から言われた人を入れるようになる、選んだりできなくなると話してあった。
現在は入所する人入れる側撮双方の気持ちが入る余地があったようだが・・・。これはこれからの福祉の目指すべき姿とずれてくるのではないか、と研究会でも話題になった。
行政がただ機械的に割り振るだけでなく、施設入りたい人双方の気持ちもくんでもらえるような福祉行政が望ましいのであろうが・・・。

2000年7月3日(月)    知的障害養護学校交流研修会   革工作業をやっている学校 
 
  
  
            (アクセス7101) 
研究会に出かけた。
熊本県知的障害養護学校交流研修会というもので、「作業学習」の部会である。県下の10の養護学校から1名ずつ集まった。
10時からというのでゆっくり出かけたら、道が分からなくなり1時間でつくところを1時間半かかって、5分の遅刻。
すでに校長挨拶が始まっている。席に座ると、痛む膝にあてている湿布がにおう。
自己紹介では遅れたことと湿布がにおうことを謝った。

午前中は近くの更正施設に車で行き、見学した。
この施設の目玉は花ござ。この地方はい草の産地である。良い材料でしっかりとした物を作っているらしい。売り上げはこれが一番とのこと。
ほかに施設に植えられた梅の実でうめぼし、にわとりの卵など。袋の受注作業もある。
良い施設だが、ここ数年県下の施設は待機者が多く、希望しても入れそうにない。

午後は各学校から5分のビデオを持ってきたのを観た。
ほとんどが木工、陶工、農園芸。
その中で革工というのがあった。会場校の高等部で昨年から始めた。実は昨年、この学校から「革工芸について教えて欲しい」ということで、日にちを決めていたところ、私の母が病気で倒れキャンセルしたことがあった。その後、ここの先生は、他の方に習ったりして軌道に乗せられたようだ。
近くの先生に習いに行っては、翌日に教えるというふうにしてやってきたとのこと。予算が数万円しかなく大変でしたとのこと。
私が最初やり始めた頃と同じ苦労をされている。木工や陶工のように確立された作業種は施設、設備もありやりやすいが、新しい革工のような作業種は苦労することはよく分かっている。
「頑張ってください。」とその若い先生に言いました。
2000年7月2日(日)     生徒の電話で元気が出る    
 
  
  
            (アクセス7060) 
せっかくの日曜日、膝のいたみと風邪気味で鬱々と過ごす。
ソファーに寝て、膝と腰に湿布を貼り、また高杉の本を読む。朝10時から夕5時までこの調子。
明日は、研究会で出かけるのに、大丈夫だろうかと不安になる。

夕食後ベッドに寝ていたら、電話。
前の学校の卒業生。知的障害があり、やや不安定な女の子でした。担任したわけではないけれど、1年前にその子とアフターケア先の授産施設で会いました。学校時代よりも生き生きと仕事をしていました。その後電話をくれるようになりました。

「先生、きのう同窓会やったとよ」で始まり、同窓生の消息を教えてくれました。私のとぼけた話にけらけら笑い、「じゃあまた会おうね」と電話を切りました。
人って分からないもので在学中に色々悩ませた人でも、卒業後元気に働いていたりします。
こうして思い出して電話をしてくれるのはありがたいものです。

私はその電話で少し元気になりました。
やっぱり教師魂って、生徒の元気な声を聞くのが薬なのでしょうか。

長男からも電話、夏休みに帰ってくるそうで、孫とも会えそうです。孫とどんなにして遊ぼうか。
2000年7月1日(土)     元気が出る本 「組織に埋もれず」高杉良    
 
  
  
            (アクセス7025) 
疲れる一週間が終わり、リフレッシュの土日!
生協で買い物をした後、家でゆっくり。やがて掃除機をかけ夕食を作るのと平行して読書。
高杉さんの後半を読みずいぶん感銘を受けた。
この本の主人公丸山は、いわゆるプラス思考で明るい。読後も気持ちがよい。
もっとも、実際はどろどろした部分があるだろうが、たまにはこんなに底抜けに明るく、元気がいい本もいいもんです。
全文は「今日の一冊」にいれました。
「組織に埋もれず」高杉良 講談社 1996 1600円   

さて、最後まで読んで、丸山のアイディアと行動力は魅力的でした。
時に会社のやり方に不満や挫折感を覚えても、自分が率先して新しい商品開発をしていく。
「会社がこうだから」「上司が分かってくれない」などと愚痴をこぼさず、自分が何かを作っていく。
会社は後からついていく。

さて、丸山が自分の部署で掲げた規範というのがある。
1 お互い「さん」づけで呼び合う。
2 個人の自主性を尊重する。
3 方法より結果を優先する。
4 勤務時間、場所は一律としない。
5 得意分野の専門性を磨く。
6 ビジョンをきちんと設定する。
7 安易な妥協はしない。
8 マーケッティング力を向上する。
9 素朴な疑問を持つ。
10 社外に目を向ける。
私たちにもあてはまるようなものではないか。

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Leeの特別支援教育・どきどき日記