Leeの特別支援教育
日記バックナンバートップ

      

2001年10月

現場実習が始まる。実習巡回と教材作りをがんばるの!

2001年10月31日(水)   powaer pointで実習の写真を見せる       
(アクセス  31350)
あさって学習報告会があり。現場実習の報告をするので、準備をした。
まず、生徒が自習先に礼状をかき、印刷した写真と一緒に郵送する。
そして、一人一人報告の練習をする。

ビデオや画像で実習の様子を紹介します。
ビデオをとりそこなったところがあったので、動くデジカメでとった画像を編集することにした。
そんなときには、powaer pointを使う。

デジカメで撮った画像を「挿入」で入れるだけ。動く画像(10秒くらい)も貼り付けると、声も出るから便利です。

昔は画像を大きく見せるには、スクリーンに「実物投影機」などで見せていた。
今はとても便利になった!
powaer pointでかちかちとするだけで、画像が大きくきれいに写る。

スクリーンにpowaer pointを写すついでに、教材館を画面に出してみた。
「う〜ん」なかなかいい!
「ぶたい・かぞえよう10までの数などもなかなかきれいの写りました。

(今日は眠い。間違いがあったらごめんなさい)

2001年10月30日(火)   「さをり」織り 
(アクセス  31270)
今日は作業学習の「縫工班」がやっている「さをり」をお見せします。
これは全部生徒が織ったものです。
いろあざやかで、こどもの素直さや明るさが表れているようです。

画像が多いので別のページとします。(作業学習へ)
2001年10月29日(月)   「金ではなく鉄として」52より  中坊公平 
(アクセス  31193)
今日は実習の反省として、実習先に手紙を書いたりした。
また、デジカメで取った画像で。生徒一人一人の画像プリントを印刷した。

今日は「金ではなく鉄として」52より  中坊公平(朝日10月29日)
森永ヒ素ミルク事件を引き受けた中坊氏。(51回目参照)

引き受けたものの、頭の中にある疑問が・・・。
「18年前の出来事と、被害者の重い症状とは本当につながっているのか?」という弁護団長にあるまじき疑念だった。

こんなひどい後遺症が残るのだから、数ヶ月はミルクをのんでいたのだろうと思っていたが、実際は20日などという人がいる。
・・・他の原因によるケースがまじっていないか?
これは根幹部分である。森永側もここをついてくることは確実だ。

悶々とするうちに、あることに気がついた。
わたしは今まで何に依ってやってこられたのか。それは現場主義だ。
ところが今回は被害者・家族達も、その暮らしの実態も、18年間の生活史も、本当は知らない。

わたしと伊多波さんの行脚が始まった。
そしてそれは容易なものではなかった。

中坊さんは「現場主義」を大切にします。
いくら偉く、有名になっても、現場から始める、という中坊さんの主義と実際なさったことには、大いに教えられます。
わたしもいくら偉く(なりゃせん!)なっても、授業や教室という現場をおろそかにしてはいけないのだ。
2001年10月28日(日)  卒業生と阿蘇に旅行   露天風呂  
(アクセス  31106)

阿蘇にいった。本校には卒業生の同窓会組織「すずかけの会」というのがある。
年に数回の活動をしているが、この「一日旅行」はお楽しみのイベントだ。

9:30に学校の集合した。総勢80名です。集まった卒業生のほぼ8割ぐらいの人を知っている。
10:00頃、マイクロバス3台に乗って出発。
紅葉の阿蘇路を南阿蘇の保養施設に向かった。
うっすらともやがかかった山や紅葉が、日頃パソコンで疲れている目や頭をほぐしてくれる。

施設に着いたら大広間でバイキング料理。
皆、ごちそうを皿に入れては幸せそうにたべ、歓談する。
「この旅行が何よりの楽しみ」という人もいる。働いてためたお金で来てくれる。

その後は温泉。卒業生も保護者も先生も裸のおつきあい。
温泉には露天風呂もあり、阿蘇の山をながめながら入る温泉は「極楽」。
お母さん達と雑談をする。すでにおばちゃん、おばあちゃんの話だ!?

一人の女の子は「Leeちゃん、Leeのすけ」と甘えて、はしゃいでいる。
高等部1年生の時に担任したときから、くっついてきていた女の子だ。
「Leeちゃん、背中を流してやるよ」と、背中をこすってくれた。ありがと。

実はこの日記、画像で紹介と思いデジカメで撮ったが、どうもアダプターの具合が悪い。
せっかく露天風呂の画像まで苦労して撮ったのに・・・、いえ、人は写っていませんでしたがね。
それでは1年前の画像を・・・。これは撮った場所は違います。

かきこみテスト「世界地図・国と国旗」をしてみてね!
2001年10月27日(土)  ツワブキに蝶    新しいページこの時、こう書いた   教材「世界地図・国と国旗」  
(アクセス  31039)

信子さんへの返信
本当にうれしくなるような秋のよき日を、一日中パソコンの前で・・・。
でも、庭の秋の花をながめられます。ここから。
黄色のツワブキの花に、黄色い蝶が舞っていました。
なにかいいことがあるのかな〜?」

自然は、どんなにお金をかけた贅沢よりもすばらしいのではないだろうか?

朝から同人社の掲示板に書き込みをしたり、返事を読んだり・・・。
とても真剣な書き込みでしたので、そのまま無くなるには惜しくて、ページを作りました。
その名も「この時、こう書いた」。主に同人社などの掲示板に書き込んだものを載せていきます。
わたしの妖精姿もあるでよ〜!

ポイント教材「世界地図・国と国旗」
ができました。
作るのはそうむつかしくないが、国を選ぶのに気をつかった。
なぜこの国なのか? 質問されても困る。
後で理由を考えた。「なんでも一覧表」によると、「国連常任理事国」「G7」なのだ。そのくらいで大目に見て〜。これも大国中心主義になるかな。
他にこの国も入れろ、というのがあったら、掲示板に書いてね。参考にさせていただきます。

あすは阿蘇への旅行。
学校の卒業生の人たちと行くのです。
たまにはパソコンから解放されるのもいいでしょう。

今日は読書もした。瀬戸内晴海さんなど。
2001年10月26日(金)   みんなもするよね、こんな失敗!?  
 (アクセス  30947)
今、(金)曜日の「きん」を入力したら、「菌」と出た、こわい〜!

ここ数日、ある作業所で現場実習があっているので、そこで生徒と共に過ごしている。
月曜日に、そこから学校に帰ったときに、電話があり「デジカメを忘れられましたよ〜」
私はあわてて取りに行った。

3日前、作業所について、車から降りた直後、キーを入れたままロックしたことに気づいた。相棒の先生が、針金で開けてくれた。

今日、実習最終日、いろんな荷物を持ち学校にもどった。デジカメはちゃんとある!
また電話。「こんどはバッグをお忘れです」

職員室では笑い者。なぜかみんなうれしそう。
作業所に取りに行ったら、所長さんが「定年後は大丈夫ですか?」

知るかっ、定年後より今が心配。
しかし、小さな失敗を繰り返していると、大きな失敗はしないはずだぞ!
2001年10月25日(木)  メールずきのひろ君   ひろ君のパスワード
 (アクセス  30870)
今日はひろ君のお話。
ひろ君は私のクラスの生徒ではないが、いつも教室に遊びにくる。
お話大好き、人を質問責めにする男の子です。
私が国語・数学を教えています。

そのひろ君が、今、現場実習に行っている3年生にメールを出した。
きよし君へ
パンをつくてますか。おいしパンをおしえてね。
あきら君
パンをつくてますか。おいしパンをおしえてね。
がんばてね。
ひろ
なつみさんへ
○○授産場でタオルつくりをしましたね。
たのしですか。
ところどころ字が間違っているが、この人は構音障害があるため、自分の発音どうりに書いてしまうのです。
しかし、感心ではありませんか?
もらった生徒はにっこりです。全員に出していました。

国語の時間にパソコンで作文を書かせており、パソコンは大好きです。
でも、自宅からメールまで出すなんて!
これぞ、IT時代の自分の気持ちの表現方法ですね。
知的障害があっても、こんなことができるのです!

もう一つのお話。
わたしの相棒の男の先生は、この子と話すのが大好き。
ひろ君「Lee先生、現場実習の時は僕たちの国数はどうなるとね?」
相棒の先生「おい、ひろ君。先生と話すときにはパスワードば言わやんとぞ」
ひろ君「ぼうずがびょうぶにぼうずのえをじょうずにかいた!」
相棒の先生「よし、よかたい」

ひろ君はパスワードという言葉が大すきなのです。
001年10月24日(水)  アメリカ同時多発テロ、アフガン問題について思う 
 (アクセス  30809)
わたしは歴史にすこぶる弱い。年号も覚えられないし、人物名も・・・。

しかし、ここ数日の、アメリカでの同時多発多発テロからアフガンでの状況にいたる一連の流れには、非常にショックを受け、新聞やインターネット、テレビ・ラジオでのコメントなどで、ほんのわずかではあるが勉強することとなった。

そして自分なりに考え、頭に浮かんだのは「ルサンチマン」という言葉だ。

ヤフー検索によるルサンチマン
「ルサンチマン」
永井均『ルサンチマンの哲学』
儒教 ルサンチマンの宗教 
井上 芳保いのうえ よしやす
「うらみ「の心理 創元社「第二章 『うらみ』とは何か」

このサイトの「今日の一冊」に私はこのように書いている。
「癒しとルサンチマン」 梅原猛 文芸春秋社 (2000年10月27日)
「ルサンチマンというのは、ニーチェの言葉で積もり積もった嫉妬の感情だそうだ。以前、ラジオでこの言葉を聞いたとき、なるほどと思った。私は嫉妬というのはいやなものだ、自分がこういうものにとらわれたくないと思うが、ニーチェによれば、人間の行動の動機の根底はルサンチマンだというのだ。
民族の問題から、宗教、キリスト教も、力の弱い人間が、世界を支配するための産物なのだという。人間、誰しも弱く、強いもの、うまくいっているものをうらみ、何か頼るもの、自分なりの納得できる価値観を生みだす必要があるんだそうだ」

今回のこの事件、あるいは戦争(?)について調べて思うのは、根本に民族の「ルサンチマン」があるのではないか?ということだ。
パレスチナ、イスラエルの問題、これにはアメリカがイスラエルの横暴を認め支援していた、ということが言われ、それが今回のテロにも関わりがあるという。つまり、民族の問題、宗教の問題が根深くあるのだ。
民族、宗教の問題には「ルサンチマン」が横たわっているのではないか。
民族が不当に虐げられてきたという、先祖代々の恨み、怨念である。「不公平」に対する抗議である。
この恨みは貧しさやどうにもならない過酷な状況の中では、容易に「自爆」してでも強いものを滅ぼす、という姿勢になるだろう。

このような歴史的な民族の怨念がある以上、たとえビンラディンをとらえたとしても、民族の不満は治まるものではないだろう。
炭素菌のことは、アメリカ国内においてもそのように反感を抱く人がいて、その人達からの底知れぬ抗議、脅威に思える。
どんな技術力をもってしても、自爆や生物兵器というもので、大国アメリカも考えられない事態におののいている。

福沢諭吉は「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云へり」と言ったが、私たちはアフガンの子ども達を人と思っているのであろうか?
これが私たちの国で、数人の殺人者をとらえるために空爆をされたらどうだろう?
アメリカ国内で容疑者を捕まえるために空爆をするといったら?

もしかして私も含め、みんなの頭には、アフガンの人々はもうどうしょうもないのさ、という気持ちがあるのではないか?
アフガンの子どもは貧しさでなすすべもなく、土の上に座り込んでいるそうだ。
空爆の飛行機からは、それは人とも見えないと言う。

知りもしない、想像もしない事には人は平気でおられる。
しかし、今回の事件でそれを知らないわけにはいかなくなった。
もう知らんふりはできない。

武力でこのテロも民族の怨念も解決できるのか?
それは次のルサンチマンを生み出すだけではないのか?

今日2度目の赤十字へアフガン難民への寄付をした。たとえアフガンの子どもに行き着かないとしても、しないではおれない。
2001年10月23日(火)  現場実習でパン作り     算数教材・数えよう「ぶたい」   

   (アクセス  30743)
今日も現場実習の画像。

パン作りのようすです。
ある授産施設で先週は函作りをしていたあきら君ときよし君。
今日はパン作りになってうれしそう!
画像はできあがったパンを5個ずつ袋詰めしている。
でも、時々5個入れるのをまちがうのだ。

だからといわけではないけれど、「数えよう」の教材を作った。
MANATSUさんからいただいた画像で、教材「舞台・かぞえよう」を作りました。
次には同じ「舞台」の書き込みクイズをつくります。画像がすてきですよ!

今(夜10時)まで、書き込みテストを作って、うまくいったと思ったのに、アップしたらでてこない。
はあ〜っ、疲れた。一休みだ。
2001年10月22日(月)     あきら君、できるじゃん!  子どもがくれる大きな喜び   
(アクセス  30647)

MANATSUさまからいただいた画像で、教材「舞台・かぞえよう」を作りました。
次には同じ「舞台」の書き込みクイズをつくります。画像がすてきですよ!

朝、1つの授産施設に実習巡回に行った後、学校に帰る。
今日は職場が休みなので、4名の生徒が学校に来ている。
革工芸作業をする。

革工芸も仕上げの段階である。

あきら君に、初めて「レースかがり」をしてもらう。

この画像左上の「通帳ケース」のマチ部分と本体を、レースひもでかがるのです。
案外難しい。
しかし、あきら君はできたのです!
最初は少しゆるかったが、言うときつくかがれるようになった。
ありがたいし、うれしい。

さらにうれしかったのは、彼が昼休みにも自分からかがり始めたのだ!
いつも昼休みはソファでごろりと休んでいる人なので、働くのは嫌いなのかと思っていた。
でもそうじゃない、自分ができる仕事があったら、昼休みにでもやろうとするのです。

また、今まで昼ご飯は冷えたものは食べられなかった。
それが、お弁当をどうにか食べているのです。
これも、現場実習のおかげでしょうか?

ちょうどおかあさんもおいでになり、コーヒーを飲みながら、話しました。
「昔はかれはうろうろするし大変でした。でも、ここまで成長したのですね。」
登下校も自立したし、授産施設で仕事を喜んでするし、お母さんもうれしそうでした。

このように子どもの成長が確かめられ、以前は「どうなることか」と苦労のに、今では涙が出るくらい成長してくれた!
これは、保護者と私たちが共有できる喜びなのです。
そして、あきら君本人も、ほめられて「にやっ」と笑っている! 「ぼくの力が分かった?」

2001年10月21日(日)   県をおぼえる    雇用難の職場でストレス対策「カナリア社員」   
(アクセス  30574)

今日は一日趣味の教材作り。
ポイントしておぼえる「県名は読める?東日本」
ポイントしておぼえる「県名は読める?西日本」

です。
これは作るのは時間がかかるのです。ファイルを100個作るのだから・・・。
誰が使うというのか(使わんだろう・・・)
でも、自分自身が、本州のこのあたりは「信越・北陸(しんえつ・ほくりく)」地方というのだ、なんて分かりました。
地理は30点くらいしかとれない私です。

新聞記事から(朝日・思考一新講座) 小田晋
不況のうえに、同時多発テロの影響で雇用情勢が悪化している。
職場にはリストラうつ病、燃え尽き症候群による自殺などが増えている。
ストレスに弱い社員のことまで構っていられないという意見もあるだろう。
しかし・・・

職場の精神状態は「弱いやつ」のみならず、経営者や管理職を含む全員の能率や士気に影響する。
これはメンタル・ヘルス研究所の調査で証明されている。
さらに自分はタフでストレスに負けないと自負している人ほど、心疾患や消化性潰瘍にかかりやすい。

総務政策では「カナリア社員」のことを考えて欲しい。
かって炭坑では、有毒ガスの漏出に備えてカナリアを連れて入坑した。
抵抗力の弱い小鳥は立派なガス探知機になる。
職場でうつ病、ノイローゼ、心身症で倒れる者が出た場合、無用の弱者と排除するのは間違いだ。
ストレスというガスが漏れ始めているのだから、対策を講じたがいい。そのガスはいずれ職場全体を滅ぼす。

管理職は部下が
欠勤が増えた、発言が減った、残業が増えた、簡単なことを決められない、能率が落ちた、いらいらしている、遅刻する、風邪を引きやすい、死にたいともらす、上司と目を合わせない
3つ以上当てはまる部下がいるときには相談にのろう。
2001年10月20日(土)   たけちゃんコレクション4   芸術家あきらくんの作品   社会福祉事業法等の改正   
(アクセス  30490) 
土曜日は生徒は実習先には行かず、学校に来る。
久しぶりに級友に会ってうれしそう!
たけちゃんはいそいそとコレクションを持ってきた!実習先で彼なりに緊張していたのでしょう。第4弾です。いつものようにポインターをのせて下さいね。
たけちゃんは季節にふさわしいコレクターですよ。
たけちゃんコレクション4 アーティストあきらくんの犬 あきらくん革に描く

わがクラスの芸術家あきらくんの「陶芸の犬」です。
かれは作業学習の時に、皿づくりなどの合間に、こっそりこのような置物を作るそうな。
わたしは、あまりのユニークさに、「これ欲しい!」といったが、彼の家に行ってしまった。
このようなユニークな作品は作ったら売れるのではないかと思うが・・・。

革工芸であきらくんがキーケースに絵を描きました。シンプルだけど味がある。
右下は彼が好きな「剣」です。運動会で走るときにも「剣」を手に持ったつもりで走る人。
好きなチャラクターは「セーラームーン」

障害がある子どもと言えば、「ダウン症」はこうこうで、「自閉症」はこういう性格、と決めつけ勝ちです。
でも、一人一人の個性や才能はそういうことには関係なくあるもので、あまり思いこみを持たずに、個人として接したがいいように思います。

制度のお話。
「社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律案の概要
今まで「措置制度」で行政に依存気味の制度であったものが、「選択できる制度になる」という今回の改正を、サイトで見ましょう。
新しい制度は「事業者と利用者が対等になる。しかし、それ分自己選択、自己責任という形になる」
福祉制度も、「お上がどうにかしてくれる」という時代から、「自分でえらび、結果も自分の責任」となるのです。

介護保険と似て、しばらくは過渡期の混乱がありそうです。情報をしっかり得ることが必要になりますね。
また、成年後見制度については
ご存知ですか、『成年後見制度』
成年後見制度について
今はちゃきちゃきの私も、いつこのような制度のお世話になるかも知れないのです。
2001年10月19日(金)   実習巡回の楽しみ   オースティンの顔のリュック   時代と笑い   
(アクセス  30392) 

現在現場実習中で、車で実習先を巡回している。
一日車でうろうろするって、こういう時しかない。

ラジオで地方局の放送を聴く。
男性と女性のくだけた会話は、まるで掲示板のチャットのノリ。
アナウンサーは上手に視聴者のメールや手紙を紹介し、みんなが参加の楽しみを感じられるように気を配る。

その合間に、音楽がかかる。
今日は私の好きなビリー・ジョエルの「オネスティ」など・・・。いいねえ!
もっとも、生徒がみんな思った以上によくやってくれるから、こんなにノー天気でおられます。

この画像は革の「リュック」です。
絵を彫っている。
これは私が好きな作家オースティンの顔です。
イギリス旅行のおりに作り、これを背負ってまわった!!


作家オースティンの小説は温かい皮肉と笑いが特徴。
主人公の女性は才気活発。

今日の新聞に「ミスタービーン」役のローワン・アトキンソン氏が、「宗教」を関して笑いの対象にしにくくなった、と嘆いていた。(朝日天声人語)
笑いは文化のバロメーターです。
まじめでヒステリック、正論ばっかりでは、息が詰まります。
「笑いにもいろいろあるにせよ、多くは対象を突き放して見るところから生まれる。大げさに言えば批判精神の産物だ。・・・」
同感です。
戦争の時代は、人に笑いやユーモアを許さない。みんなを同じ一色に染めようとする。
しかし、「ライフ イズ ビューティフル」はナチスの収容所においてさえ、ユーモアを忘れなかった、本当に強い男の人の話でした。
「真に強い人はどんな時にもユーモアを愛す。弱い人は、大声と命令を愛す。」(今日作ったLeeの格言)

2001年10月18日(木)   ノラのクロ登場   アフガン難民へ寄付   
(アクセス  30308) 

見られないとなると見たくなるのが人情。
ノラのクロの登場で〜す!
朝、えさでおびき寄せて、画像を撮りました。
ノラのチビ ノラのクロ
ノラのクロ、本当にどらねこの面構えでしょう?
実はこれ、オスかメスかは知らない。
多分オスだと思いません?
人間ならこんな男は趣味ではないけど、猫だからどことなく愛嬌がある。

そして、チビ、これもオスかメスか分からない。生後1年たっていないでしょう。
実によくなく。
ないてかまって欲しそうだけど、近寄るとさっと逃げる。「フー〜!」威嚇する。
何度も餌をやったのに、まだおびえている。
しかし、餌が欲しい時には、クロへも近づいて餌を食べようとする。

小さいときからノラをして生き抜いてきた。
すぐには人間にはなつかない。
しかし、これから冬になる。寒かろう。
家の部屋の隅に、毛布を敷いてやりたいが、くるだろうか。
しばらくのあいだ、チビとわたしの駆け引きが続く。
「ワガハイ」のネットマンガです。

ノラ猫でさえ見捨ててはおれない。
まして人間なら・・・。

今日「アフガン難民」への寄付をちょっとだけしてきた。
次の口座はNHKで言っていたので確かだろう。

郵便局で「アフガン難民」というと紙をくれます。
紙に
HCR協会   00140−6−569575  アフガン難民
と書きます。手数料は70円でした。
先ほど緒方難民高等弁務官の話がNHKであっていました。
政治的にはともあれ、難民となり、飢えと恐怖に苦しむ人を見殺しにはできません。
1000円でも500円でも送りたい。

ヤフー検索でも「アフガン難民」関連がありました。
今の状況は少しでも行動するときだと思います。腰は重い私も・・・。
2001年10月17日(水)   猫 ネコ ねこ
  
 
(アクセス  30221) 

すみません、うそでした。
うちの猫の名前は本当は「マリとユリ」。
このページの「ミーとハー」というのは仮名です。
個人情報をもらしてはいけないというので、猫の名前まで変えたのです。
現在この2匹が家猫。
ノラにえさをやっている。チビ(おすかめすか分からない)とドラ猫のクロ。
家のそばでにゃーにゃーなくとえさをやるので、この先どのくらい増えるか、ちょっと恐い。
画像なし
マリ ユリ ノラのチビ ノラのクロ

朝日新聞の連載漫画に「ワガハイ」というのがある。
作家の家猫ワガハイ、野良猫で外で飼われるノラのすけ、最近はチビまるも登場した。
これがネットマンガです。
ほのぼのとしてとても楽しいマンガです。ねこが4匹というのもうちに似ているな〜。

新聞の話題から、「ネコ型ペットロボット」
オムロンがネコ型ペットロボット「ネコロ」を発売する。飼い主の声に反応したり、猫なで声を出して甘えたりするそう。
5000台の限定販売、1台18万5千円。
なかなかよくできているが、うちのユリと同じような気がする。

漱石の「我が輩は猫である」はおもしろいが、あれは「猫」だからおもしろいのだと思う。
犬であったらあまりにも飼い主に従順で、あの「第三者的な語り口」はできなかっっただろう。
すまして、皮肉をいい、客観的な見方ができ、笑いをさそうのは、猫だからこそ、と思う。
私はねこ派です。

追:「猫だましい」河合隼雄 新潮社 1400円 という本がある。おもしろそう! 今から読みます。
2001年10月16日(火)   現場実習  職場ではこんな作業 
  
 
(アクセス  30153) 
昨日から生徒は現場実習に行って働いている。
うまれて初めて、社会に出て働く体験をするのです。ずいぶん緊張したことでしょう。
しかし、今日は少し慣れ、笑顔で仕事をしっかりやっていました。ほっとします。

生徒は一日中同じ仕事をしています。それも立ってやることが多い。
私ならとても続かないと思います。立って同じ仕事をやれる彼らをちょっと尊敬。

授産施設がほとんどですが、和気あいあいの職場が多く、彼らも安心して仕事をしています。

以前は一般就労といって、一般の企業に行く子どももいたのですが、最近は不況の影響で少なくなっています。
そのため授産施設に移ってきたり、新卒者の希望者が多かったりで、授産施設は現在ほぼ満員、待機者も多いという現状です。
不況になるとハローワークでも就職が見つからないのですが、知的障害者もそのあおりで行き場がないい人が増えているのです。
函折り作業・お菓子の箱を折る 缶つぶし作業・アルミが高いそうだ くだもののクッションを折る ミシンで縫ったタオルの糸を切る

2001年10月15日(月) 30000ヒット、夢の後 
  
 
(アクセス  30080)
 
久しぶりにおいでの皆様、昨日と今日のアクセス数を比べて下さい。
29170→30080です。
つまり、昨日1日で900ヒットあったので〜す!
めまいがしてよろけそう!
お祝いに上の方↑に、訳のわからんバナーを貼っております。
(洗面器同盟というのはこのサイトに出没するAHOな美男・美女の総称です、深く追求なさらないでください。わたしも・僕も、と思われる方は、書き込めばOKです)

今日は眠たい。なにしろ昨日は決着するのに2時までかかった。みんな眠かった!
同人社様への書き込みで日記にかえます。

「今、ナニげに熊本では花火があがっております。

昨日のめくるめく夢(笑)というかむちゃくちゃな争奪戦が終わり、うれしいような、気抜けするような・・・。
今日は睡眠不足で居眠りをしたかったのですが、実習巡回で車運転して外回り、居眠りはやめておきました。

昨日1日で最終的には900ヒットいったのですが、その信じがたい記録の原因を分析しますと・・・
@CDR様が宣伝をかって出られた。「あと700もある」とのほほんとしていた私も、CDR様のおすすめでチンチンドンドンと宣伝にくりだしました。
CDR様にはたくさんの方々のところにお知らせいただきました。本当に頭が下がります。(合掌)
A昨日は日曜日。これが月曜日の持ち込まれると、仕事をしている者は参加できない。
という気持ちがあり、皆さん、まるでパチンコをするようにクリックされたものと思われます。日記とうの内容はごぞんじないのでは?でもそれで結構、うれしゅうございます。
この曜日のことは、今後キリ番争奪戦の戦略を考える場合、考えたがいい要素でしょうね。
Bじいじ様はお強いです。じいじ様のこつを盗む、「年長の方」から人生訓を学ぶのもいいでしょうね。昨夜は竜宮城のせんめんき美女が歓待いたしました。

同人社さまご親戚のサイトの「キリ番レース」はますます激しくなることと思いますが、これも、この同人社ファンの結束の表れだかと思います。
ますますのご繁栄を祈り、お礼にかえさせていただきます。

2001年10月14日(日)  中坊公平さんのエッセイ  トイレ掃除していますか?  「健常者」ということば
もうすぐ30000ヒット!ねらってね!!
  
 (アクセス  29170)
中坊公平さんのエッセイがおもしろい。(「金ではなく鉄として50」)
この日のエッセイは、中坊さんが「森永ヒ素ミルク中毒裁判の弁護団長を引き受けるかどうか」で悩むところ。
40代半ばでやっとたどり着けた「今日」を失ってしまうのでは――、と気にして、引き受けないと決め、父親に話すと・・・。

ご自分の弱さを見せながら、それでも父親の
「お前は、人間として何をする」という言葉で、ここまでの仕事をしてこられたのだ。
わたしも日常に溺れそうになるが、時々「わたしは何をする」と自分自身に問い直したい。

トイレ掃除したことありますか?
男性はほとんどしないでしょうね。ご自分もトイレは使っているんでしょうが・・・。
月に一度やってみましょう。あなたもわたしも、「うんことしっこ」をしている人はみんな・・・。

学校で週に一度学部の各部屋の掃除をする。
わたしはあえて、「トイレ掃除」の係りを引き受けた。
常に会議でやかましいことを言うことの多い私は、みんなにいやがられている(よ〜な、ひがみか?)
自ら、人がやりたがらないところをするのもよかろう。

トイレ掃除って、環境問題の基本です。
みんながおしっこをかけ汚れた便器をこする。
なかなか黄ばみはとれない。紙ヤスリでこする。
生徒にさせるんですが、自分が細かいところは示さなといけない。

人は少し偉くなると、トイレ掃除なんて誰かがやるものだと思う。
そして、そのようにして、現場の基本的な仕事から離れてしまう。

欧米では、人は偉くなると、「ボランティア」として、普段やらない弱い者への無償の仕事を行う。
なにもトイレ掃除だけがそうだというものではないが、トイレはきたないけれど、万人がお世話になる基本のところ。
それを月か年1してもばちは当たらないし、それを淡々としている人への理解もできるんではないか。
これは「ゴミ処理」の現場でも言えること。
偉い人〜!年1でいいからね。ただの見学でなく、「実際に行動するんですよ〜!」
(そういいながら我が家のトイレとお風呂はいつ掃除したっけ?)

「健常者」という言葉
朝日新聞の投書欄より(朝日 10月14日付け)
「・・・精神分裂病の新名称についての意見広告は、日本の社会が障害者に対していまだに全く不寛容であることを、如実に物語っている。「障害者」に対する語は「健常者」である。常に肉体あるいは精神が健康または健全なものとはなんと非現実的な概念であろうか。・・・」

その後で、「ゴッホもベートーベンも夏目漱石も心身に障害がありながら世界の文化に業績を残した・・・」
とある。

わたしも障害児者とかいて、それに対するものとして「健常者」と書くことに、違和感を持つものです。
なんかいい言い方はないもんでしょうか?
特に障害者(この言葉も)の言葉に関しては、色々話題になることが多いですね。アンテナを張っていたい。
2001年10月13日(土)   高群逸枝と献身の夫 
  
 (アクセス  29170)
高群逸枝さんってごぞんじですか?

ヤフーで検索したら、次のような文章が・・・。
高群 逸枝  
「研究室の天井までぎっしり詰まった書籍の中に、少し色あせた「高群逸枝全集」の背表紙が見えた。「初版なの。二十歳前後の学生の時、なけなしの金で買ったのよ」。女性学の第一人者として活躍する東京大教授の上野千鶴子さんは、当時を振り返った。
 全集十巻が出たのは、没後二年の昭和四十一年から四十二年にかけて。逸枝はその二年前に、七十歳で病死した。世の中は学生紛争の真っただ中。七○年代のウーマンリブは胎動期を迎えていた。
 京都大の学生だった上野さんは「とにかく、女のことを知りたくても本がなかった。高群全集は、わらをもつかむ思いで読んだ」という。全集には、女性史研究の集大成である「母系制の研究」「招婿婚の研究」などが収められていた。
 リブの盛り上がりとともに、女性史の勉強会が各地で誕生する。熊本でも四十三年、家庭科教師らを中心に「家族史研究会」が発足した。当時、女性の手で書かれた通史は高群女性史しかなく、女のルーツ探しはおのずと、高群女性史に向かった。」

歴史をきらめかせた 故郷の女性先駆者たち    岩波ブックーサーチャー
Googleでは

「闘った女性の多くが熊本出身だとして、評論家の故大宅壮一が唱えた。女子教育の竹崎順子と矢嶋楫子(かじこ)の姉妹、近代女性史を研究した高群逸枝(たかむれ・)らを指す。ほかにも婦人参政権運動の大畑妙子 ...」

それで、なぜ高群逸枝さんかというと、ずっと以前にこんな話を読んだことがある。
「高群逸枝は女性史研究に没頭した。日常の生活のことは夫が助けた。夫は研究に没頭する逸枝のために、家事を行った」

いいですね〜。
なぜか覚えているのです。高群逸枝さんの著作は読んだことはないけれど、この文章は鮮明に覚えているのです。

うらやましい! (「おれも同じように献身している!それなら立派な著作をものにしてみろ!」Leeのだんな)
2001年10月12日(金)   わたしの一日 
  
 (アクセス  29093)
眠い!

では今日は、私の一日のタイムスケジュールをお教えします。
起床 6:50 
メールチェック、朝食 6:30〜7:45
出勤 7:45
仕事 8:10〜5:30
帰宅 6:00か6:30
料理・食事 6:30 〜8:00
パソコン 8:00〜12:00か1:00
パソコンを仕事の時間と見るか、娯楽と見るかで、私の生活の質は違ってきますが、やはり娯楽と見るが正しいでしょう。
それにしても眠たい。
今日は今から睡眠とします。ふあ〜zzzzzzzzz

休日のタイムスケジュールは次の通り
起床 8:00か9:00
食事 9:00〜9:20
パソコン、掃除読書、新聞、うたたね、買い物、家事 9:20〜12:00
料理、食事 12:00〜1:00
パソコン、図書館へ、読書、うたたね、買い物、家事 1:00〜5:30
料理、食事 5:30〜7:00
パソコン、読書、うたたね、家事 7:00〜1時
起きて寝て、パソコンして、合間に食べる、という生活です。
優雅でしょう?
2001年10月11日(木)   授産施設の製品のキャンドル 
  
 (アクセス  )
ある授産施設に見学に行った。

掲載許可を受けています。
これは何でしょう?
昨日訪問した授産施設で作っている
ろうそくです。
そうは見えませんね。

施設でろうそくを作るところは多い。
しかしこのろうそくは透明なのです。めずらしい。
中には特殊な粘土で作った人形などが入っている。
これはツリーと雪だるま。
火をつけてもとけることがなく何度でも使えるとのこと。
プレゼントなどに喜ばれているそうです。

施設長さんたちがインターネットなどで調べ、開発したそうです。
「最近は不況のため、下請けの作業が減ったので、自分たちで開発しています」とのこと。
工夫すればいい知恵が出てくるものですね。


2001年10月10日(水)   現場実習先を見学    「ジュニア ハイ ニュース2号」 
  
 (アクセス  28941)

ある授産施設に見学に行った。
バスに乗って この授産施設へ あのバスで行くのよ
和男君が15日からここに実習に行く。
通勤のバスなども確かめ、乗り方、降り方も確認する。
この授産施設では、とてもすばらしいキャンドルが作られていたので買ってきたが、あすその画像を載せます。

さて、「ジュニア ハイ ニュース2号」です。ゴルフを楽しむ生徒の姿や、おもしろい作文があります。
ごゆっくりご覧下さい。
2001年10月9日(火)   革工芸のようす     愛と哀しみのYahoo! 
  
 (アクセス  28845)

現在、革工芸の作業学習の真っ最中。
全員なれてきて、とても上手にしています。関心のある方は、このサイトの「養護学校の作業学習」へどうぞ。

わたしとYahoo!について書きましょう。
ホームページ(ウェブサイト)を持つ者にとって、Yahoo!に掲載されることはあこがれといわれます。
やはり、Yahoo!から検索して来られる方がとても多いからです。

わたしは幸運にYahoo!に載るのは早かった。
実はこのサイトは、最初「Teacher Leeの なんとかなるさ」というタイトルでした。
なんともノー天気な題でしょう?

Yahoo!に掲載を依頼したけれど、返事がない。「これはきっとこの題が教育的でないからだ」と思ったわたしは、革工芸について書いた部分を「養護学校の作業学習」として依頼した。
すると、みごと!掲載された!(障害児教育って、なにしろ絶対数が少ないしね・・・)
ところが、この後すぐに「Teacher Leeの なんとかなるさ」も掲載され、なんと同じ「特殊教育の学習指導」のところに2つも載るという栄光(?)に輝いたのです!

しかし、何となく詐欺をしているようで、居心地が悪い。やがてある事情から「養護学校の作業学習」を外してもらいました。
今考えると、おしかった〜!!!!!早まるではないものだ。

1つでも掲載されているから、文句はないのであるが、まだ残念なことはある。
「Leeのきょうざいかん」が「Yahoo! キッズ」に載れないこと
「Yahoo! キッズ」は子どものための検索サイト。学習の役に立つものを挙げてある。
なんど申し込んだことか!特殊教育のところや、国語数学のところなど・・・。しかしダメ!

「ちっくしょう!」と言いたいですね!まるで「このサイトは子どもの勉強には役に立ちません」と言われているみたいで・・・。
だからYahoo!に申し込んで、ダメだった人の気持ちはよ〜く分かるつもり。
「もうあんなところ知るかっ」「見る目がない!」と思いますよね。しかし載りたい・・・。
まるで見向きもされない異性を追いかけるように・・・。(私は経験ない?!)

このサイトのリンク集にも、「Yahoo!にのる方法関連」のところをリンクしている。みんなの願望と悔しさがよ〜く分かるのです。
これはYahoo!に載ることに限ったことではない。
人生かなりの部分「願望と悔しさ」と道連れなんですがね。

でもね、Yahoo!キッズに分かってもらわなくてもいいじゃあないですか!
私は「きょうざいかん」で勉強できる人が少しでもいれば、本望ですよ、ええ。
もし、Yahoo!キッズに載ったら!  「おお、おお、Yahoo!キッズさん、あんたもよ〜やくわかったか!」ってね。フン!

でも、でも、よかったら載せてね〜!!「載りたいよ〜〜〜!!」
2001年10月8日(月)   漱石だいすき!  読書「心が強くなる漱石の助言」       
  
 (アクセス  28736)
昨日から読んでいる本がおもしろい。漱石といえば文学。だがこの本は、題名で分かるように、漱石の言葉から「人の生き方」を引き出す助言の書となっている。

「心が強くなる漱石の助言」長尾剛 1999 朝日ソノラマ 1600円 
前書きから
「漱石は小説家という紹介だけでは不十分である。小説執筆という仕事を超えて、人生の意味を考え、それを庶民に伝えてくれた。
新聞社の専属作家であった彼は、つねに庶民の側に立った。だからその言葉には、庶民の目の高さに合った思いやりが込められていた。・・・漱石の助言は現代の日本に生きる私たちに深く染みこむにちがいない」

簡単に項目を並べる。
一章 心のありようとは、二章 人間関係、三章 恋愛、夫婦、四章 社会、五章 仕事、六章 学問、芸術、七章 教育、八章 老い、死

第一章 自分を信じよ より
「今までは己の如何に偉大なるかを試す機会がなかった。己を信じたことが一度もなかった。朋友の同情とか目上のお情けとか、近所近辺の好意とかを頼りにして生活しようとのみ生活していた。これからはそんなものは決してあてにしない」
(書簡より)
解説「夏目家は没落の一途をたどっていて、漱石は就職活動に失敗している。母校の東京帝大でも地位は何時までも講師にすぐなかった教授会からも閉めだされていた。
かれは出世競争でもどんじりだった。
この書簡は京大に来ないかといわれ、断ったときのもの。漱石はこの時、作家として一人立ちする決意を固めていた。自分の「作家としての力量」ととことん試してみたい、と考え、それに賭けていた。
漱石には、やりたいことをやりたいように努力すればきっとなんとかなるはずだ、という「自分を信じる」強さがあった」

いい文章です。漱石さえ、どんじりだったのですね。
自分がやりたいことをするには自信がいる。周囲の人の思惑も気にかかる。
しかし、周囲でなく、自分の心を見つめたときに、自分がやりたいことは見えてくる。

他にも
・いくつになっても妻を「恋しい」と思いたい。
・権力をありがたがる人間は、権力者よりも問題がある。
・小さくて気づかないようなものにこそ、美しさがある。「菫ほどな 小さき人に 生まれたし」

など、これほど立派だった作家の、孤独な努力、周囲の人への愛、仕事や芸術にたいする考え、などを、分かりやすく解説してある。
これを読んむと、人が個人として社会で生きていく上での考え方、悩みの解決法を教えてもらえる。「漱石さえもか、漱石はこう考えたのか」と思われ、納得できる。漱石、いいですね〜。

さあて、今から「いや〜な論文書き」。
今まで残していた。やらざあなるまい(しょぼん)
          
2001年10月7日(日)    知的障害養護学校にはどんな子どもが       
  
 (アクセス  28640)
今日はすばらしい秋の1日だった。掃除をしたり図書館に行ったりした。
今日は知的障害養護学校にはどんな子どもたちがいるのかを、簡単に説明します。

ダウン症候群・・・普通46本の染色体を、47本持って生まれてきた人たち。丸顔で笑顔が素敵な人が多い。また歌や踊りが得意です。心臓の障害を持った人もいます。エンジェルのような人。(ヤフー検索したら、このページが)

自閉症
・・・脳障害に起因する発達障害、行動の症候群。いわゆる「自閉的なひと、閉じこもった人」とは違います。自閉症の方には、社会性の障害や対人関係の問題、言葉によるコミュニケーションの問題、こだわりなどがあることが多いです。
例えば、わたしが「昨日は何をしたの?」と聞くと、「なにをしたの?」とオウム返しに言ったりする。相手が言うことの理解が十分にできずに、指示が通らないこともあります。しかし、いったん学習すると、何事もきちんとやってくれる。作業や仕事もよくやる人が多いです。○年○月○日は何曜日、なんてすらすらでてきてびっくり。(ヤフー検索から、このページこのページを)

その他・・・単なる知的障害の方もおられます。また、数は少ないが例えば「歌舞伎症候群」など、いろいろな障害の方がいます。またてんかんがある方もいます。

最近は小説や映画でも、知的障害がある人話は多くなりました。近くにそのような方がおられたり、学校があったりしたら、関わる機会を持たれたら?その人たちの人柄に、きっと楽しい素直な気分になりますよ。


2001年10月6日(土)   たけちゃんコレクション3    貴公子あきらくんのすてきな絵  
          (アクセス  28554)
今日は「たけちゃんコレクションその3」と、クラスの貴公子あきらくんの紹介。

たけちゃんコレクション3
今日はテディベア、けっこうスマートですね。
たけちゃんは勉強家です!
テディベアの下にあるのは本。
ぼろぼろになっている。
動物の絵本で、かなりリアルで大きいライオンなどの動物がのっている。
何度も見たんでしょうね。
その下も絵本でした。
あきらくんはアーティスト

わがクラスの貴公子ともいうべきあきらくんは、アーティストです。
色が白くて、繊細な風貌。
いつもは教室のすみにうずくまったり、ソファで休んだりしている彼。
しかしいったん絵筆やパソコン、クレヨンをにぎると、ごらんの通り、すばらしい絵を描きます!
あきらのアニメキャラクター!

ペイントで描いたもの。
昨年、彼の絵の才能を知った私は、ペイントの前に連れていき、「描いて〜」とたのんだ。
しばらく構想を練っていた彼。
まずドラえもん。
やがて、こちらの注文に応じて、次々と描いてくれました。
気が進まないときもありましたが、さいごは私を満足させる作品!
これらのキャラクターで「3択クイズ」も作ったのですが、アニメキャラはウェブサイトでは著作権の問題がありそうで、ネット上には出していません。
学校のサイトには彼のページがある。
これです。ぜひみてね!
あきらの「秋」

実習の学生とのお別れが近づくと、生徒はプレゼンとの絵を描く。
あきらくんはこの絵を描いた。
な〜んにも見ないですらすらっと。
月を見ているウサギの後ろ姿なんて、かわいい!

2001年10月5日(金)   実習準備期間   芝刈り  革工芸(ストッキングで磨く)  
          (アクセス  28504)
私が担任する3年生は現場実習の事前学習中です。

朝から外で芝刈り作業。
生徒が芝刈り機で芝を刈る。
この画像です。


他の生徒は、刈った芝を掃いて集め、リヤカーで捨てに行く。
この作業の様子は、デジカメで撮ってカラー印刷し、クラス便りとしてすぐに配りました。
これが一番喜ばれる。

次に革工芸作業。
1学期にやったので、全員大変じょうずになっている。

うれしかったのはあきら君のホックつけ作業。
今日初めてやったが、すぐにやり方を覚え、一人でできるようになった。
これは大人でも難しいもの。
あきら君もにんまり、笑っている。

革磨きをするのはたけちゃんと男の先生。
革を磨くのには「ストッキング」がいいのです。
それでストッキングで磨いてもらうのに、いいかげんな私は、ストッキングをそのまま渡した。

男の先生曰く、「私たちがこのストッキングでにやにやしながら磨いていると、変態と思われます。」
私は「あははは!」で終わり。
実習においでの女の先生は、さすがに気が利く。
ストッキングをまるめて、タンポにして下さった。
男の先生はこれで安心!

でも、ちょっと残念そうに見えた、というのは私のかんちがい?

さっきまで、「カタカナすいすい」用に「ムカデ」のフリー画像をさがしていた。
1時間近く・・・。見つからない。あ〜あ!
2001年10月4日(木)   たけちゃんコレクション2    生徒新聞「ジュニアハイニュース1号」
          (アクセス  28440)
今日もたけちゃんがコレクションを持ってきた。
では、たけちゃんの秋冬コレクション。
ポインターをのせてね。




さて、今、学校のサイトを充実させている。
今日は生徒新聞「ジュニアハイニュース1号」をご紹介します。

これは以前の「高等部ハイスクールニュース」の中学部版と言ったところ。
生徒の作文や絵、画像で構成されています。
ご覧下さい。
現在、紙面版は3号まで出していますが、随時ウェブサイトにしていきます。

2001年10月3日(水)   置き手紙   なっちゃんは変身中 
          (アクセス  28377)
中学部3年生は、15日から現場実習が始まる。
そのための「事前学習」が今日から始まった。

実習日誌を「夏美さん」と一緒に作っていた。
その時に電話があった。夏美さんのお母さんから・・・。

お母さん
「今日は私が起きられなくて、夏美が早く家を出ました。
さっき気がついたけど、夏美が置き手紙を書いていきました。
FAXで送りますから、読んで下さい。」

FAXで手紙が送られてきた。

「おかあさんへ
おはようございます。
7:00になりましたので いってきます。
ごんちゃんとラッキー(犬の名前)のめんどうをかけますけど
おねがいします。
れんしゅうをしてください。
いってきます。
なっちゃんより」


夏美さんは、小学6年生まで鉛筆を握るのもいやだったのだ。
その人が今は国語・数学のプリントをたくさん書いてくる。
そしてこの手紙。

後でお母さんに電話をかけ話をした。
「先生、敬語を使っているでしょう。
この前、先生から教わったからですよ。
うれしくて、感激です」

敬語のページはこれです
最近、夏美さんは、お母さんからも先生たちからもほめられて、変身中です。


2001年10月2日(火)   生徒からメール!    授業参観
          (アクセス  28297)
生徒からメールが来た!

Lee先生へ
国語すうがくはなに

すごく大きい字!
この生徒は、今、私が国語・数学を教えている「ひろくん」。
先日も書いたが、この男の子は、最近メールを出すことを覚えた。
学校のサイトの、職員のメール一覧から、先生たちにメールを出すのだ。
わたしは学校ではメールアドレスを持たない。
それで、「Leeのきょうざいかん」からメールを出して!、と言っていた。
それでメールを出してくれたのだ。

このメールの意味は
「先生、国語数学はなにをしますか?」ということ。

病弱養護学校の生徒からメールをもらったことはあるけど、今の学校では初めて!
正直うれしいですね。
ここまでコンピュータの扱いが上手になり、生活の中で使えるようになったか、と・・・。
さあ、返事を書こう!

今日の午後の国語・数学の時間は、数人の人が見に来られた。
お母さんが一人来られ、娘がよく勉強するようになった、と喜んでいらっしゃった。
他に、今、実習に来ている現職の先生たち。
「きょうざいかん」をみて、「これはいいですね。家でみてみます」とおっしゃった。現職の先生に知っていただくのはうれしいことです。

失敗・失敗に「のどじまん」追加
「学校のサイト・Lee作のページ」をごらんください。

2001年10月1日(月)   たけちゃんコレクション
          (アクセス  28229)
クラスのたけちゃんという男の子(仮名)。
ちょっとかわいいところがある。

時々、通学バッグにしているリュックに、お気に入りの本などをつめこんでくる。
さあ、今日もリュックが大きくふくらんでいる。
「たけちゃん、なんばもってきたと?」

見当がつきました?
では次にこの画像にのせてみて・・・。



解答は、ピンポーン!

チーターです!

何を思ってチーターを連れてきたのか?

かれは時にはサンタさん、時にはミッキーを連れてきます。
「こりゃ なんね? こげなつば 持ってくんなよ〜」といいながらも、みんな何となく人形を抱っこしたくなるのです。
みんな、「たけちゃんコレクション」を本当は楽しみにしています。
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